最近肌寒い日が増えてきましたよね。
「そろそろ鍋にしようかな」と考える人が多いのではないでしょうか?
もつ鍋にはプリン体がたくさん含まれ、体に悪いといわれていますが結果的にデマです。
そんなもつ鍋を美味しく食べるために、おすすめの具材や作り方をご紹介します。
この記事でわかる事
・もつ鍋は体に悪いのか?
・もつ鍋に含まれるプリン体の量
・もつ鍋のおすすめの具材
・もつ鍋のおすすめの作り方
もつ鍋が体に悪いといわれる理由の1つにもつのプリン体があります。
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もつ鍋が体に悪いといわれる噂はホント?

もつ鍋は「安い、美味しい、早い」ことで人気の庶民の料理です。
ビールとの相性がとても良いため、もつ鍋を食べながらビールを飲む人が多いですよね。
カロリーが低そうだし体によさそうですが、実はもつ鍋にはたくさんのプリン体が含まれています。
プリン体は普通、体内で分解され尿として体外に排出されるのですが、過剰摂取してしまうと体内に蓄積され痛風という病気になってしまいます。
美味しいからといって、冬場に毎日のようにもつ鍋を食べることは控えましょう。
もつ鍋が体に悪いという話は多くのプリン体が含まれている事からきていますが、適宜に食べる分には体に悪いという事はありません。
もつ鍋に含まれるプリン体はどのくらい?

メニュー表にカロリーが記載されていることは多いのですが、プリン体の量について記載されているメニュー表は見かけたことはありません。
なので、もつ鍋によく使用される牛肉の部位と、含まれるプリン体の量について調べてみました。
下記のプリン体の量の表示は全て、100g当たりの㎎です。
・マルチョウ 200~300㎎
・シマチョウ 200~300㎎
・レバー 219.8㎎
・ハツ 185㎎
・ミノ 83.9㎎
※マルチョウとシマチョウは、具体的なプリン体の量の記載を見つけることはできませんでしたが、プリン体の量が200~300㎎と一番多いことはわかりました。
これだけのプリン体が含まれているが気になる方は大正製薬の
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を食後に飲む事で吸収量を減らす事ができます。
モツの種類➀マルチョウ
牛の小腸です。
丸い筒状で提供されることから、名前が付けられました。
コテッチャンや、コプチャンと呼ばれることもあります。
別名の方が聞きなれている人がいるかもしれませんね。
プリプリして弾力があり、油が多い部位です。
たんぱく質・ビタミンB12・カリウムの栄養素が、豊富に含まれています。
モツの種類➁シマチョウ
牛の大腸です。
歯ごたえがあり、マルチョウよりも脂が少なくあっさりとしていて人気の部位です。
ビタミンB12・ビタミンK・亜鉛の栄養素が、豊富に含まれています。
モツの種類➂レバー
濃厚な味わいで柔らかい肉ですが、独特なニオイがします。
レバニラが好きな人は、たまらないでしょう。
たんぱく質・ビタミンB12・ビタミンE・鉄分の栄養素が、とても豊富です。
モツの種類⓸ハツ
心臓の肉で、肉好きの人の間ではとても人気が高いですよ。
コリコリとした食感で、淡白な味わいで知られています。
たんぱく質・ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンE・タウリンの栄養素が、豊富に含まれています。
モツの種類⓹ミノ
胃の中で最も大きい、第1胃の肉です。
かなり噛み応えがあり、弾力がありますが淡白な味わいとなっています。
たんぱく質・ビタミンB12の栄養素が、豊富ですよ。
部位によって、含まれているプリン体が違うことがわかりますね。
食感が良く臭みが少ない、新鮮なモツを選ぶようにしましょう。
プリン体は水に溶ける性質がありますので、もつ鍋のタレをたくさん飲んではいけません。
もつ鍋で胃もたれする場合の対処法は?

冬の寒い時期に食べたくなるもつ鍋。
食べた後に、あなたは胃もたれに悩んでいませんか?
胃もたれしてしまった時の対処法は、以下の4つです。
● 安静にする
● ぬるま湯を飲む
● ツボを押す
● 胃腸薬を飲む
この4つの対処法を試しても症状に改善が見られない場合は、すぐに専門医に診てもらってください。
安静にする
食べ物の消化に関わっている副交感神経を、優位にさせるためです。
副交感神経は、消化液の分泌を促進したり、胃の運動を活発にさせる働きがあります。
胃が正常に働くようになるので、胃もたれを改善できます。
注意しなければいけない点が1点。
リラックスしたいからといって、食後すぐに横になってはいけません。
すぐに横になると、胃酸が逆流してしまいます。
もし横になりたいなら、右側を下にして横になってください。
胃で消化した食物を十二指腸へ運びやすくなります。
右側を下にすると、胃酸逆流の心配はありません。
ぬるま湯を飲む
ぬるま湯は、過剰分泌された胃酸を薄める働きがあります。
鈍っている消化管の運動を活発にしてくれるため、胃もたれが心配な人は、空腹時や食前に飲んでください。
カフェインが多く含まれる、コーヒーや緑茶を飲んではいけませんよ。
カフェインには、胃酸を過剰分泌させる働きがあるからです。
胃もたれが悪化する危険性があるので、注意してください。
ツボを押す
消化を助ける有名なツボを、2つご紹介します。
①合谷(ごうこく)
場所は、親指と人差し指の付け根を結ぶ線の真ん中。
人によっては、かなりの痛みを感じる場所でもあります。
食前と食後に押しましょう。
力いっぱい押してはいけません。
痛気持ちいいぐらいの力加減で、押してください。
②ちゅうかん
場所は、おへそとみぞおちを結ぶ線の真ん中。
3秒ほど、ゆっくりと押してください。
合谷と同じように、力強く押してはいけません。
強く押しすぎると、さらに気持ち悪くなる可能性があります。
胃腸薬を飲む
上記の3つを試しても症状が改善しないときは、市販の胃腸薬を飲みましょう。
薬は最終手段ですよ。
消化不良の胃もたれは消化薬・健胃薬、胸やけのときは制酸薬を選んでください。
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モツの下処理でおいしさが変わる

もつ鍋をおいしくする秘訣は何と言っても、モツの下処理です。
臭みや汚れによって味が変わってしまっては、もったいない!
下処理はいらないという人もいますが、初心者は下処理が必要です。
● モツの下処理(冷凍)
● モツの下処理(小麦粉を使用)
● モツの下処理(豚モツの場合)
あわせて、モツの臭みの取り方もお伝えします。
モツの下処理(冷凍)
冷凍されたモツの下処理方法を、まとめます。
手順が14もあり面倒だなと感じると思いますが、おいしいモツを食べるためですので、頑張りましょう!
冷凍モツ 1㎏(3人前)
生姜 2かけ
長ネギ(緑の部分) 1束
料理酒 2カップ
小麦粉 3カップ
①ざるにモツを入れて、室温で自然解凍
②完全に解凍したら、小麦粉1カップを加え揉みしだくようにしていく
③水分を吸収し小麦粉が粒状になる。
これをキレイに水洗いする。
小麦粉が粒状にならなくなるまで、②と③を繰り返す
④生姜を薄切りに、長ネギの緑の部分をざく切りにする
⑤鍋に洗ったモツ、全体量の半分の生姜、半量のざく切りにした長ネギ、料理酒1カップを
入れる。
鍋にヒタヒタになるぐらい水を入れ火をかける。
⑥沸騰したら火を弱め、20分ゆでる。
アクが出てくるので、取り除く。
⑦湯だったら1度鍋ごとざるにあけて、生姜とネギを取り除く。
2度目のゆでる準備を。
圧力鍋にモツを入れる
⑧モツの上に残りの生姜、ネギ、料理酒を入れる。
鍋にヒタヒタになるぐらいの水を入れ、火をかける。
⑨圧力鍋が無い場合は、ゆでる時に使用した鍋を使用してください。
沸騰したら弱火で1時間ゆで続ける。
⑩圧力鍋の場合、圧力がかかってから20分加熱する。
20分たったら火を止めて、圧が自然に抜けるまで放置しましょう。
⑪鍋ごとざるにあけて、冷えるのを待つ
⑫筒状のモツに縦に1カ所切れ込みを入れて、開きます。
⑬モツの内側に脂や汚れがついていたら、包丁でキレイに取り除く
⑭モツを食べやすい大きさに切っていく
モツの下処理(小麦粉を使用)
手順は3つです。
用意する材料・具材が少ないので、初心者にオススメ。
モツ 1㎏
小麦粉 1カップ
①モツをボールに入れ、小麦粉でゴシゴシとこすり洗いをする
②ざるに移した後、水でキレイに洗い流す
③キッチンペーパーで水を必ずふき取る。
※モツに水が吸い込まれてしまうと、水っぽくなってしまうので水気を残してはいけません。
モツの下処理(豚モツの場合)
上記2つは牛・豚共通でしたが、この下処理方法は豚モツでオススメです。
豚モツは、牛モツよりも臭みが強いからです。
手順は7つ。
豚モツ 350g
長ネギ 1~2本
にんにく 1かけ
生姜 1かけ
鷹の爪 1~2本
冷蔵庫の残りの野菜 適量
料理酒 1回り
①脂を取る
②ネギ4等分、にんにく・しょうがはすりおろす。
鷹の爪はそのまま加える。
③冷蔵庫に残っている野菜を、大きめに切って入れる。
④①・②・③で準備した材料全てを、鍋に入れる。
鍋にヒタヒタになるぐらいの水を入れる。
上から料理酒を1回りかける。
⑤中火で煮て、沸騰したら火をとろ火にし2~3時間半煮込む。
アクが出てくるので、キレイに取り除く
⑥水が減ってくるので、常に鍋ヒタヒタの水になるように気をつける
⑦野菜を取り出した後、ざるにあげ、水で軽く洗う
部屋がモツのニオイで臭くなってしまいますので、必ず換気をしてください。
使用した鍋とざるは、脂でギトギトになっていますので、洗剤で洗いましょう。
モツの臭みの取り方

モツの臭みの取り方は、4通りあります。
● 小麦粉を使用する
● 塩と水で洗う
● 牛乳につけ込む
● 下茹でをする
それぞれについて、まとめていきますね。
小麦粉を使用する
モツを水で洗った後、小麦粉をたっぷりとまぶして、揉みこんでいきます。
揉みこんだ後、流水で流す。
小麦粉にモツの臭みが移り、水で洗い流すためモツのニオイが軽減します。
塩と水で洗う
塩をモツ全体に揉みこみ、その後流水で流します。
塩は、臭い・ヌメリを吸着する効果があります。
水洗いのみのときは、流水の力でモツの臭いと汚れを落としましょう。
牛乳につけ込む
牛乳をボールに入れて、30分~1時間程度つけ込みます。
牛乳がピンク色に変化しますよ。
水で牛乳をキレイに洗い流してください。
牛乳がなければ代わりに、醤油・焼酎でもいいですよ。
下茹でをする
ゆですぎるとモツの旨味が逃げてしまうので、5分程度が最適です。
生姜、にんにくのスライス、ネギを鍋に入れてゆでるのもオススメ。
ゆで終わったら、1度ざるにモツを移しその後、再度ゆでこぼしましょう。
2回下茹でを繰り返すと臭みが消えます。
もつ鍋のおすすめの具材

もつ鍋に詳しい人ならわかりますが、私のようにあまり詳しくないと
「どんな食材を入れたらいいの?」
「定番の具材を入れるべき?」
と迷ってしまう人が多いのではないのでしょうか?
そのような人のために、もつ鍋におすすめの具材について以下にまとめました。
・キノコ
・しらたき
・にんじん
・ごぼう
・長いも・大和いも
・ツナ缶
それでは、それぞれについて見ていきましょう。
もつ鍋おすすめの具材➀キノコ
しめじ・えのき・まいたけなど、ご自身の好きなキノコを入れましょう。
たくさん入れると、ボリュームが出て満足感が得られるのでオススメです。
もつ鍋おすすめの具材➁しらたき
もつ鍋のタレとよく合います。
キノコと同様にたっぷりと入れると満足感・満腹感が得られます。
もつ鍋おすすめの具材➂にんじん
火が通りにくいので、早めに鍋に入れましょう。
もつ鍋の色どりが、鮮やかになりますよ。
もつ鍋おすすめの具材⓸ごぼう
もつ鍋の隠し味のために入れると知られています。
皮に近い部分に旨味がたくさん含まれているので、薄く皮を切りささがきにして入てください。
もつ鍋おすすめの具材⓹長いも・大和イモ
口当たりがよく、もつ鍋のタレの醤油味や味噌味をまろやかな味にしてくれます。
すりおろして入れましょう。
もつ鍋おすすめの具材⓺ツナ缶
もつ鍋のタレが熱すぎると、ツナが溶けてしまいます。
なので火加減には十分に注意をしてください。
ここまで紹介した具材は手に入りやすい食材(具材)です。
一般的なもつ鍋にアレンジを加えて、自分のオリジナルのもつ鍋にしていきましょう。
もつ鍋のおすすめの作り方

おすすめの牛肉の部位、具材がわかりましたが作り方は?と疑問に思いますよね。
なので、一般的なもつ鍋の作り方をご紹介したいと思います。
➀モツの下処理
➁スープ作り
➂モツを入れる
⓸具材を入れる
⓹煮込む
それでは、それぞれの工程を見ていきます。
➀モツの下処理
モツの臭みをとるため、塩で洗った後に小麦粉で洗いましょう。
下茹でをしてもよいのですが、モツの脂が必要以上に溶けてしまったり、加熱しすぎると縮んでしまうので注意が必要です。
➁スープ作り
鰹節や昆布で出汁をとります。
生姜やにんにくを加えておくと、モツの臭みを消してくれるのでオススメ。
醤油や味噌で味付けをしましょう。
➂モツを入れる
火が通るとアクが出てきてしまいます。
なので、数回アクを取りましょう。
アクが出なくなったら、一度火を止めます。
煮込みすぎると旨味成分が溶けだしてしまうので、注意してくださいね。
⓸具材を入れる
キノコ・しらたき・ごぼうなどのオススメの具材を入れる。
火が通りにくい具材から入れることがポイントです。
一番上に約7㎝幅に切ったニラを、横一列に並べてください。
最後に、適量で輪切りにした唐辛子と、白ごまをトッピング。
⓹煮込む
強火にかけて、しばらくの間煮込みましょう。
具材がしんなりとしてきたら、食べごろです。
食べるときは、中火にしておいてくださいね。
〆には、うどん・中華麺・ご飯がオススメですよ。
もつ鍋は体に悪い?【まとめ】
今回は、もつ鍋が体に悪いという噂!プリン体はどのくらい?おすすめの具材や作り方も紹介!についてまとめました。
もつ鍋が体に悪いという噂については以下のことがわかりました。
痛風の原因になる、プリン体がたくさん含まれている。
もつ鍋に含まれているプリン体の量は部位別で以下の通りです。
● マルチョウ・シマチョウ 200~300㎎
● レバー 219.8㎎
● ハツ 185㎎
● ミノ 83.9㎎
もつ鍋のオススメの具材は次の6つです。
● キノコ
● しらたき
● にんじん
● ごぼう
● 長いも・大和イモ
● ツナ缶
もつ鍋の作り方は以下の手順です。
1. モツの下処理
2. スープ作り
3. モツを入れる
4. 具材を入れる
5. 煮込む
もつ鍋はとてもおいしくて、寒い時期には食べたくなる鍋の一つです。
美味しいからと言って、食べ過ぎてはいけません。
食べる間隔をあけたり、違う鍋にしてみたりして体が悪くならないようにしましょう。
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