日々の料理に欠かせない調理器具であるフライパン。
どのご家庭にも必ず一つはあるのではないでしょうか。
焼くのはもちろん、煮たり蒸したりといろんな調理法に使えて便利ですよね。
そんな便利なフライパンですが、フライパンの裏が焦げていませんか?
一度焦げ付いてしまうと、こびりついてしまってなかなか取れませんよね。
フライパンの裏の焦げを簡単に落とす方法を知りたい方も多いと思います。
この記事では、フライパンの裏の焦げを落とす方法や原因について解説しています。
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フライパンの裏が焦げる原因

ちゃんと洗っているはずなのに、気が付いたらフライパンの裏が焦げている。
そんな経験を一度はしたことがあるのではないでしょうか。
フライパンの裏が焦げてしまう原因には、以下の二つが考えられます。
- 調理中に出る油や、調味料がこぼれるなどの汚れ
- 濡れたまま火にかけるなどの水滴によるもの
原因がわかれば、これからフライパンの裏の焦げを防ぐことにつなげられますよね。
原因を理解することはとても大切だと思います。
それでは、それぞれを詳しく説明していきます。
フライパンの裏が焦げる原因➀調理による汚れ
調理をすると、様々な汚れがフライパンの裏につきます。
例えば、フライパンで油の多い料理をしていたら料理をしている間に油がはねてしまいますよね。
そのまま調理を続けて火にかけていると、フライパンの裏が焦げてしまうのです。
揚げ物などをしていると油跳ねを防ぐのはなかなか難しいですからね。
また、少し汁気の多い料理をお皿に移すとき、フライパンを傾けてお皿に盛りつけることはありませんか?
フライパンから直接お皿に盛りつけると汁がたれやすいので、そのままフライパンの裏にまで汁がたれてしまいます。
すぐにフライパンを洗えば問題はありませんが、出来立ての料理を食べたいから洗うのを後回しにしがちですよね。
そうして、裏が焦げてしまう原因になっているのです。
フライパンの裏を焦げさせないためにも、調理が終わったらフライパンの粗熱を取ってすぐに洗うことをおすすめします。
洗う時に表面だけを洗ってしまいがちなので、裏面もしっかりと洗いましょう。
フライパン自体を長持ちさせることにもつながります。
フライパンの裏が焦げる原因➁濡れたまま火にかける
複数の料理を調理するとき、一度フライパンを洗い直してから別の料理を作りますよね。
その時、きちんと拭いて乾かしてから使用していますか?
ササっと拭いて、少し水気が残っているけど使っているうちに渇くからいいや!なんて思っていませんか?
急いでいるときはなおさらやりがちですよね。
しかし、濡れたまま火にかけてしまうのもフライパンの裏が焦げてしまう原因です。
また、裏だけでなくフライパン自体が傷んでしまう原因になりますので、濡れたまま火にかけることはやめましょう。
また、料理中に吹きこぼれてしまったことはないですか?
ただの水分だと思うかもしれませんが、その水分にも炭水化物やたんぱく質が含まれています。
吹きこぼれてフライパンの裏に炭水化物やたんぱく質が付いてしまうことも、フライパンの裏が焦げる原因になります。
しかし、料理の最中だとそのままササっと拭いてまた火にかけてしまうと思います。
急いでいたりすると洗う時間がもったいないという気持ちもわかりますが、出来ればすぐに洗うようにしましょう。
フライパンの裏の焦げ【色の違い】

焦げと言っても、薄い焦げだったり頑固な焦げだったりありますよね。
フライパンの裏の焦げは大体3つの色に分けることができます。
フライパンの裏の焦げ➀黒い焦げ
いちばん頑丈な黒い焦げは、炭水化物やたんぱく質が炭化したものによる焦げになります。
麺類などの吹きこぼれや、料理の汁がたれてしまったことによるものですね。
固まってしまう性質なのでこびりつくとなかなか取れず、こすってもなかなか落ちない焦げになります。
フライパンの裏の焦げ➁茶色い焦げ
茶色い焦げは油が固まった焦げになります。
油汚れが時間ともに固まってしまったので、少しこすっただけでは落とせません。
強力な洗剤とスポンジを使って落とすしかありません。
もしくはフライパンを買い替えるかになります。
フライパンの裏の焦げ➂うっすら黄ばんだ焦げ
うっすら黄ばんだ焦げは、油汚れです。
これは焦げと言っても時間があまりたっていないので、一番簡単に落としやすいです。
これから紹介する方法によっては、うっすら黄ばんだ焦げに効果があるかなどについて書いていますので参考にしてみてください。
フライパンの裏の焦げはオキシクリーンで落ちる?

フライパンの裏の焦げをオキシクリーンで落とすことは可能です。
新しく用意せずに、家にあるもので簡単に落とせると嬉しいですよね。
オキシクリーンで効果があるのは、主に油が固まってしまった茶色や油汚れのうっすら黄ばんだ焦げになります。
オキシクリーンで焦げを落とすときに必要なものは以下の4つです。
- オキシクリーン
- 水
- スポンジ
- フライパンが入るタライなどの耐熱容器
大きいフライパンだから入る容器がないという場合は、台所のシンクでも代用できます。
アルミ製と銅製のフライパンにはこの方法は出来ないので、注意してくださいね。
フライパンの裏の焦げを落とす方法【オキシクリーン】
お湯1リットルに対して、オキシクリーンを大さじ2くらい入れます。
オキシクリーンの量は、汚れ具合に応じて増やしたり減らしたりしても大丈夫です。
また、お湯の温度は50~80℃くらいが一番効果を発揮します。
温度計で測ったりしなくても、大体の温度で問題ありません。
面倒くさかったら、沸騰したお湯でもOKです。
オキシクリーンを溶かしたお湯に、一時間以上フライパンの裏を浸します。
時間とともに温度が下がってきてしまうので、足し湯をするとなお効果がアップします。
時間が経ったら、フライパンの裏の焦げをスポンジでこすりましょう。
以上の工程で、フライパンの裏の焦げが落ちると思います。
掃除用の重曹でもフライパンの裏の焦げが落ちる!

重曹でもフライパンの裏の焦げを落とすことができます。
重曹は万能な掃除アイテムなので、家にある方が多いのではないでしょうか。
主に、炭水化物やたんぱく質が炭化してしまった黒い焦げに効果があります。
重曹で焦げを落とす場合に必要なものは以下の4つになります。
- 重曹
- 水
- スポンジ
- フライパンが入る鍋などの耐熱容器
フライパンが入る大きな鍋がない場合は、耐熱容器やシンクでも代用できます。
しかし、重曹は沸騰しているときが一番効果を発揮します。
そのため、火にかけて常に沸騰させ続けられるお鍋が一番お勧めです。
アルミ製と銅製のフライパンにはこの方法は出来ないので、注意してくださいね。
フライパンの裏の焦げを落とす方法【重曹】
水1ℓに対して重曹を大さじ2くらい入れ、重曹水を作ります。
必ず沸騰させる前に重曹水にしましょう。
沸騰してから重曹を入れると、お湯がはねてやけどの恐れがあり大変危険です!
重曹水を沸騰させ、フライパンを浸します。
弱火にして20~30分ほど火にかけます。
時間が経ったら、スポンジなどでこすり焦げを落としましょう。
これで、フライパンの裏の焦げが落とせると思います。
タライやシンクでの方法は、オキシクリーンでの方法と同じになります。
重曹水を沸騰させ続けることは出来ないので、こまめに足し湯をしましょうね。
アルミホイルでどうやってフライパンの裏の焦げを落とす?

アルミホイルは台所の頑固な汚れを落とすことができるというので有名ですよね。
フライパンの裏の焦げも、アルミホイルで落とすことが可能です。
しかし、重曹やオキシクリーンを使う方法と違い、フライパンの種類によっては傷つけてしまう可能性があります。
そのため、アルミホイルで焦げを落とす前に目立たない場所をこすってみてください。
傷がつかないようであれば、問題なく使用できると思います。
もし傷がつくようなら、この方法はやめるようにしましょう。
フライパンの裏の焦げを落とす方法【アルミホイル】
アルミホイルを丸めます。
中にティッシュなどを詰めると、大きいアルミホイルのボールを作れます。
重曹やクレンザーを使い、アルミホイルでこすります。
しっかりと洗い流して完了です。
フライパンに傷をつけてしまう可能性があるという難点がありますが、一番簡単に早く落とすことができる方法だと思います。
IH用フライパンは裏の焦げが落ちやすい!

最近ではオール電化の家庭も増え、フライパンはIH対応のものを使用しているという方も多いのではないでしょうか。
IHのフライパンの裏はステンレスのものが多いです。
そのため、ここまで紹介してきた重曹・オキシクリーン・アルミホイルのどの方法でも焦げを落とすことが可能です。
直火のフライパンとやり方は変わらないので、今家にある材料や試しやすい方法でフライパンの焦げを落としてみてくださいね。
フライパンの裏の焦げはキッチンハイターでも大丈夫?

キッチンハイターは漂白剤になります。
フライパンは料理に使うものですし、除菌もしたいために漂白剤で焦げを落としたいという方も多いかと思います。
しかし、漂白剤はフライパンが変色してしまう恐れがあるのでお勧めできません。
また、金属は腐食してさびやすくなってしまいます。
ここまで紹介してきた重曹・オキシクリーン・アルミホイルの方法を一度試してみてください。
それでもフライパンの裏の焦げが落ちないという場合は、フライパンの寿命と考えるのが良いかもしれませんね。
これを機に買い替えることをおすすめします。
フライパンの裏の焦げ【まとめ】
ここまで、フライパンの裏の焦げを落とす方法について解説してきました。
様々な方法でフライパンの裏の焦げを落とせることがわかりました。
焦げの種類によって効果的な方法があったので、うまく使い分けていきたいですね。
それではここまでのまとめになります。
- 焦げの原因は調理中の汚れと濡れたまま火にかけるため
- 黒い焦げは炭水化物やたんぱく質が炭化したもの
- 茶色い焦げは油が固まったもの
- うっすら黄ばんだ焦げは油汚れによるもの
- オキシクリーンで落とす方法は茶色と黄色の焦げに効果的
- 重曹で落とす方法は黒い焦げに効果的
- アルミホイルの方法は傷がつかないか目立たないところで確認してから使う
- IH対応のフライパンでも直火のフライパンと同じ落とし方ができる
- フライパンの裏の焦げを落とすのにキッチンハイターはお勧めできない
最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事が、フライパンの裏の焦げを落としたいあなたのお役に立てれば幸いです。
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