小学生の頃習字の時間に墨汁が手や服についた事一度はあるのではないでしょうか。
昔、墨汁が手についてしまって取れなかった事を思い出します。
なかなか洗濯の時も苦労する墨汁ですが、墨汁はどんな成分からできているのか知っていますか?
今回の記事では墨汁の捨て方や成分、掃除方法について解説しています。
墨汁の汚れに有効な洗剤も紹介していますので是非ご参考にされてください。
墨汁の正しい捨て方は?

墨汁の捨て方って気にしたことがありませんか?
もしかして墨汁をそのまま排水口に流していたりしませんか?
墨汁をそのまま排水口に流してしまうと臭いの原因にもなってしまいます。
正しい捨て方は、新聞紙や布などに墨汁を吸わせて捨てるのが正しい捨て方です。
もし大量に墨汁を捨てる場合はポリ袋や新聞紙などをたくさん入れ墨汁を流した方がいいと思います。
お住まいの地域で捨て方が異なるので可燃ごみ、不燃ゴミかを確認し捨てるようにしましょう。
今後、墨汁を捨てる機会があるかもしれないので正しい捨て方を覚えておくといいですね。
墨汁の成分は?

墨汁の成分は「煤(すす)」と「(ニワカ)」と「香料」の3つでできています。
墨汁は独特な匂いがしますが、墨汁のニワカの匂いを消すため香料が含まれています。
墨汁は香料の匂いで、心を落ち着かせるという効果があるのはご存じではない方が多いと思います。
ニワカとは何か説明しましょう。
ニワカとは、牛の皮や骨などを煮詰めタンパク質を抜き取り乾燥させたのものがニワカといいます。
次に、煤(すす)には3種類あり、「油煙墨」「松煙墨」「改良煤煙墨」があります。
- 油煙とは、菜種油などの油を燃やして出来た煤
- 松煙とは、木の枝や皮を燃やして出来ている煤
- 改良煤煙とは、鉱物油を燃やして出来る煤
の3種類の煤があるということです。
服についた墨汁の落とし方

墨汁は衣類などに付いてしまうと洗濯だけでは落とせないものです。
服についた墨汁を落とすいくつかの方法があるのでご紹介します。
服についた墨汁を落とす方法➀液体のり
墨汁がついた部分に液体のりをつけて乾燥させ、乾いたらぬるま湯でよく揉み洗いするとキレイに墨汁が落ちます。
服についた墨汁を落とす方法➁歯磨き粉&マジックリン
マジックリンを薄めたものを墨汁のついた部分にスプレーしよく浸透させ、その後に歯磨き粉をつけてよく揉みこみましょう。
歯磨き粉を揉み込んだ後でもまだ墨汁が取れていない場合は、歯磨き粉をつけてさらによく揉み込んでみてください。
その後、ぬるま湯でよく洗い流すと墨汁は落ちます。
服についた墨汁を落とす方法➂ご飯粒
ご飯粒で墨汁が落とせるとはとても意外でした。
書道家の方たちにはこの方法が鉄板のようですが、墨汁がついている部分にご飯を水と合わせ少し捏ねてご飯の粘着性がでてきたら揉み込みます。
よく揉みこみご飯が黒くなってきたらご飯粒を衣類から外してください。
その後、水でご飯粒を流し落ちていない場合は、同じことをもう一回繰り返してみましょう。
服についた墨汁を落とす方法⓸漂白用洗剤
この方法は墨汁の部分に漂白用洗剤をつけてしばらく放置しその後いつものお洗濯です。
注意点として、漂白用洗剤を使う場合には色物などは避けてください。
色落ちや生地を痛めてしまう可能性があります。
墨汁が壁や床についた場合の掃除方法

家で墨汁を使う機会はあまりないかもしれないですが家で墨汁を使い床、壁などに墨汁がついてしまった場合の掃除方法をご紹介しましょう。
壁に墨汁がついてしまった場合は、染み込んでしまう前にティッシュを押しつけて墨汁を染み込ませる。
しかし墨汁が壁に染みてしまうととても落とすのがとても大変です。
墨汁が染みてしまった壁の場合は、漂白用洗剤を含ませた布などを墨汁の部分に押し付けていくという方法しかありません
注意点として、漂白用洗剤を壁に使う場合は色落ちする可能性があるので確認しながら使うようにしたほうがいいです。
床に墨汁がついてしまった場合も壁に墨汁がついてしまった場合と同じ方法でやると取れる可能性があります。
家で墨汁を使う際には新聞紙や不要な布を敷いてから墨汁を使うのか鉄則という事ですね。
墨汁の捨て方【まとめ】
ここまで墨汁の捨て方や成分について解説してきました。
墨汁の捨て方は新聞紙や布に染み込ませてから捨てると言うのはみなさんご存知の方も多いと思います。
小学生の時も新聞紙の吸わせるという捨て方だったのを覚えています。
少し手間かもしれませんが、間違っても墨汁をそのまま排水口に流すのはやめるようにしましょう。
以上ここまでのまとめになります。
- 墨汁は新聞紙などに吸わせて捨てる
- 服についた墨汁はご飯粒で落とすことが可能
- 墨汁は煤、ニワカ、香料の3つの成分でできている
この記事が墨汁について知りたい方の参考になれば幸いです。
最後までお読み頂きありがとうございました。
コメントを残す