「もうすぐ車検なのに、オイル漏れしてる!」
車検前にオイル漏れに気づいたものの、修理に持っていく余裕がない!なんてこともありますよね。
この場合、オイル漏れしていても車検は通るのでしょうか?
車検前にできる応急処置の方法、また修理にかかる日数や修理にかかる時間についても詳しく解説していきたいと思います。
オイル漏れでも車検は通る?

オイル漏れしていても車検は通るのでしょうか?
結論から言うとオイル漏れは車検に通らないと考えたほうがいいでしょう。
しかし、オイル漏れの程度と車検を受ける場所によっては通ることもあるようです。
まずオイル漏れの程度について、拭った瞬間からポタポタとオイルが垂れてしまう場合は完全に通りません。
エンジン回りがオイルでダラダラの状態になっていても同様に車検に通りません。
目で見て明らかに分かるオイル漏れは通らない可能性が高いです。
しかし軽く滲み出てくる程度のオイル漏れであれば、オイル漏れしている箇所とその周辺を綺麗に掃除しておくことで、車検に通る場合があります。
要は検査官の前でオイルが垂れなければ大丈夫と言うことですね。
とはいえ、軽度のオイル漏れが車検に通るかどうかは、場所と検査官によると言えるでしょう。
「綺麗に掃除してみて大丈夫そうなら車検通しますね」と言ってくれる検査官もいれば、「修理しなければ通らない」と言う検査官もいます。
一般的にディーラー車検は検査基準が厳しく、民間車検やユーザー車検よりもオイル漏れで車検が通らない確率は高いでしょう。
また、ディーラー車検や民間車検であれば、オイル漏れが発覚した場合、車検前に修理することで車検に通るようにしてくれます。
しかしユーザー車検の場合、オイル漏れで車検が通らないと言われても修理はしてもらえません。
別のところで修理した後に再度持ち込まなければならないので注意が必要です。
同じ日でないと再検査にお金がかかるうえ、同日に3回までしか持ち込めないのでその点にも要注意です。
オイル漏れの原因と応急処置!

オイル漏れの主な原因は部品の経年劣化によるものが多いです。
車の部品の大部分は鉄でできていますが、部品同士の繋ぎ目からオイルなどが漏れないように、ゴムや樹脂でできたパッキンが使われています。
そのパッキンが経年劣化で硬くなることで、部品の接続部分からオイル漏れが発生してしまうのです。
特にエンジンの上についているヘッドカバーと呼ばれる個所はオイル漏れが起こりやすいとされています。
次にオイル漏れの応急処置ですがいくつか方法があります。
- オイルに添加剤を入れる
- 粘度の高いオイルに交換する
- スプレータイプのオイル漏れ止め剤を使う
オイル漏れ止め剤をお探しの方は【2021年オイル漏れ止め剤ランキング】もご参考にどうぞ。
オイル添加剤には2種類があります。
オイルの粘性を高めてオイルを漏れにくくするものと、パッキンであるゴムに作用しゴムの柔軟性を回復させてオイル漏れを止めるタイプのものがあります。
オイル漏れの応急処置➀オイルの粘度を高める
オイルの粘性を高めるタイプは即効性はありますが、しばらくするとまた垂れてくることが多いようです。
ゴムの回復を促すタイプは即効性はなく、時間の経過と共に効果が表れてきます。
しかしどちらも、ある程度走った後の古いオイルでは効果が出づらいようです。
したがって、オイルが古くなっている場合には添加剤を入れるのではなく、粘度の高いオイルに交換してしまうのが良いと言えるでしょう。
オイル漏れの応急処置➁スプレータイプのオイル漏れ止め剤を使う
オイル添加剤やオイル交換は内側からオイル漏れを対策するのに対して、スプレータイプのオイル漏れ止め剤は外側からアプローチしてくれるアイテムになります。
オイル漏れをしている箇所にスプレーすることでゴムのような膜を形成し、オイル漏れを外側から防止。
即効性はありますがあくまで応急処置にすぎずまたオイル漏れしている箇所が分かっていないと使えません。
オイル漏れにかかる費用はどの程度?

オイル漏れの修理費用と修理にかかる日数については、オイル漏れしている箇所と程度によって変わります。
ボルトの緩み程度なら数千円ほど。
簡単なパーツの交換なら1万~3万円前後。
エンジンを組み直しての修理が必要な場合は20~100万円と高額になります。
部品の取り寄せなどが必要になる場合もあり、長い場合は1週間程度かかる場合もあります。
オイル漏れでも車検は通る?【まとめ】
この記事ではオイル漏れと車検の関連について解説してきました。
ここで内容をまとめてみましょう。
- オイル漏れは基本的には車検に通らない
- オイルが滲む程度の軽いオイル漏れなら清掃することで通る可能性アリ
- オイル漏れでも車検に通るかは検査官による
- ディーラーは検査基準が厳しいのでオイル漏れは通りづらい
- オイル添加剤やオイル交換、漏れ止めスプレーを使用することで応急処置が可能
- オイル漏れにかかる費用は数千円から100万円と様々
- オイル漏れの修理にかかる日数は半日から2、3日程度
いかがでしたか?
オイル漏れは基本的には車検に通りませんが、軽度のものなら清掃した上での応急処置で通ることがあります。
しかし、オイル漏れを放置することは危険であるため、車検に通ったとしても放置せずに修理に出すことを忘れないようにしましょう。
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