犬に豚肉を毎日食べていい?下痢しない?茹でずに生で食べた場合やアレルギーについても解説!

犬に豚肉を与える人が多い理由☆犬に豚肉を与えるメリットや注意点とは?

 

犬に豚肉 毎日与えてもいいのか?

「犬に豚肉を与えたいけど大丈夫かな?」

「下痢しない?」

「注意点があったら教えて!」

という、飼い主のあなたの声にお答えします。

家族同然の愛犬には、体に良いものを与えたいですよね。

この記事では、犬に毎日豚肉を与えてもいいのか、メリットや注意点についてまとめています。

ぜひ参考にしてください。

〇この記事でわかること〇

● 犬は豚肉を食べてもいいのか
● 下痢はしない?
● 犬に豚肉を与える際のメリットや注意点

以下についても解説しています。

● 豚肉の栄養
● 生の豚肉を食べてしまったときの対処法
● 適切な量を守らないとアレルギーになる可能性がある




犬は豚肉を食べても大丈夫?栄養やメリットは?

犬は豚肉を食べても大丈夫なの?

結論から言うと、犬は豚肉を食べても大丈夫です。

普段市販のドッグフードをあげている人は多いかと思いますが、パッケージの成分表示を見たことはありますか?

手近にあるドッグフードの成分表示を確認してみたところ、鶏肉や魚、野菜など本当に色んな食材の記載があります。

私の手元のドッグフードにはありませんでしたが、実は豚肉もドッグフードに使われていることが多いです。

豚肉は広く犬に食べられている食材です

豚肉には犬の身体にとって重要な、ある栄養素が豊富に含まれています。

「タンパク質」と「ビタミンB群」です。

筋トレやダイエットをしたことがある人なら知っているかもしれませんが、人間が筋肉をつけるにはタンパク質が必要なのは聞いたことがありますよね?

人間同様、犬の筋肉を作る栄養素としてもタンパク質はとても重要です。

タンパク質は筋肉だけでなく、骨、内臓、皮膚、毛など、犬の身体全体を作るのに非常に重要な栄養素です。

犬に効果的な栄養➀ビタミンB群

ビタミンB群は「代謝」に使われます。

食事で摂取した栄養素から活動に必要なエネルギーが作られるのは、代謝のおかげです。

例えば人間も代謝が悪くなると疲れが取れにくくなったりしますが、犬も代謝が悪くなると疲労回復が遅くなったり食欲不振になることもあります。

代謝に使われるビタミンB群は、犬が健やかな身体でいるために非常に重要な栄養素であるといえます。

このように豚肉は「タンパク質」と「ビタミンB群」という犬の身体にとって非常に重要な栄養素を豊富に含んだ、犬の健康を保つ非常に良い食材といえるでしょう。

豚肉は子犬も食べることができますので、子犬の食事にも是非活用してください。

ただし子犬の時から豚肉を食べすぎるとドッグフードを食べなくなってしまうので、メインの食事はドッグフードにしておきましょう。



犬は豚肉を食べても下痢しない?

犬は豚肉を食べても下痢しない?

ここまでで犬にとって豚肉は大事な栄養素であることがわかりましたね。

ですが、犬に豚肉を与えると下痢をしてしまう可能性があるので注意が必要です。

下痢をしてしまうのは、生の豚肉を与えてしまうからです。

生の豚肉には細菌や寄生虫が散在している場合があります。

人間であるあなたも、食中毒の恐れなどが心配で生の豚肉を食べることはしないですよね?

人間が生肉を食べないのと同じように犬もお腹を壊して下痢をしてしまう可能性があるのです。

犬に生の豚肉を与えるときには、必ずしっかりと加熱をしてから与えるようにしましょう。

また、加熱した豚肉でもアレルギーの症状で下痢をする場合があります。




犬への豚肉の与え方【注意点】

犬に豚肉を与える場合の注意点は?

豚肉は犬にとって身体にいい食材ではありますが、与える際の注意点もあります。

何回も言いますが、犬に生の豚肉は与えてはいけません。

生の豚肉には寄生虫や細菌、ウイルスが付着しているからです。

生の豚肉は人間も食べられませんよね。

犬も生の豚肉は食べられず、食べると下痢や嘔吐の可能性があります。

免疫力が低下している場合やストレスがある場合など、犬の体調によっては痙攣などの重い症状や酷いと命にかかわることもあります。

また寄生虫の種類によっても同様の危険があるので、生で食べさせるのは絶対にダメです。

命にかかわるといわれると豚肉を食べさせるのが怖く感じてしまうかもしれませんが、生の部分が残らないようにしっかりと加熱すれば問題ありません。

寄生虫や細菌、ウイルスは加熱することで死滅するからです。

加熱すること以外には、アレルギーにも注意が必要となってきます。

豚肉を初めて与える時はアレルギー反応が出ないか確認しましょう。

下の項目でアレルギーを起こしやすい食品等については別途解説しています。

やり方としては、少量ずつ豚肉を与えて体調に変化が起きないかを見ます。

皮膚がかゆくなる、目が充血する、ぐったりする、嘔吐するなど、なんらかの体調の異変が表われたらアレルギーの可能性を疑ってください。

その他の注意点としては、豚肉の加工食品を与えないことも大切です。

例えば、ハムやソーセージ。

犬にとっては塩分が多すぎますが、犬は塩辛さを感じにくいのでどんどん食べてしまいます。

ハムやソーセージの塩分をとりすぎると血圧が上昇し、心臓や腎臓に負担をかけることにもなりかねません。

豚の骨も要注意で、必ず取り除いてください。

豚の骨は硬いので歯がかけたり内臓を傷つけたり、消化不良を起こす可能性もあります。

その他豚肉以外の食材にもいえることですが、大きなサイズのまま与えない、犬の健康に害のある食材と一緒に調理しないなどにも気を付けてくださいね。




犬が豚肉を生で食べた場合の対処法は?

犬が生の豚肉を食べた場合の対処法は?

生の豚肉を与えるつもりはなかったのに、ちょっと目を離したら食べてしまった。

犬を飼っているとそんなときもあると思います。

すぐに病院に連れて行ったほうが良いのか迷うかもしれませんが、少し食べてしまったくらいであれば様子を見るだけで大丈夫でしょう。

スーパーなどで売られている豚肉は、食品衛生法など様々な基準をクリアしたうえで販売しています。

そのため、ゼロではありませんが細菌や寄生虫は少ないです。

下痢をしてしまう可能性はありますが、元気そうにしているのであればすぐに病院に連れて行かなくても問題ないでしょう。

しかし、以下の症状が出た場合は注意が必要です。

生の豚肉を食べて動物病院へ連れていく目安
  • 下痢が何日も続いている
  • 下痢をしてさらに嘔吐もしている
  • 2日以上元気がなく、ぐったりしている

これらの症状が見られた場合には細菌や寄生虫に感染している可能性があるので、病院に連れていくことをおすすめします。




犬に豚肉を与える場合の適切な量は?

犬は豚肉を食べても大丈夫なの?

適量は犬の体重に合わせて変わってきますが、おおよその1日の豚肉摂取量の目安は以下の通りです。

犬に豚肉を与える目安
  • 体重5㎏:80g(間食としてなら12g)
  • 体重10㎏:150g(間食としてなら20g)
  • 体重20㎏;250g(間食としてなら34g)

豚肉には脂肪分が多く含まれカロリーが高い部位があります。

具体的にはバラが最もカロリーが高い一方、ヒレは最もカロリーが低くダイエットにオススメな部位です。

脂肪をとりすぎると肥満になってしまうので、脂肪が少なくカロリーが低い部位を中心に与えましょう。

特に脂身は脂肪分の塊のような箇所なので、切り落としてあげてくださいね。

脂身を一度にたくさん食べさせてしまうと急性膵炎になってしまう可能性があり、危険です。

その他のカロリーを抑える方法としては、煮て調理すると余計な脂肪が落ちるのでオススメです。



犬が豚肉を食べてアレルギーになることも?

犬は豚肉を食べてアレルギーになりやすい?

近年では、食べ物でアレルギーを起こす犬が多くなってきています。

そして、豚肉もアレルギーになりやすい食材と言われています。

人間の花粉症もそうですが、犬の場合も突然アレルギーが起こる事もあります。

犬は一つのアレルギーだけでなく複数のアレルギーを起こすことが多いので原因を追究するのが難しいと言われています。

犬がアレルギーを起こしやすいと言われている食べ物は、以下の通りです。

犬がアレルギーを起こしやすい食べ物

(アレルギー起こしやすさ高い)

牛肉
乳製品
鶏肉
小麦
鶏卵
とうもろこし
大豆
豚肉

(アレルギー起こしやすさ低い)

牛肉・鶏肉・豚肉と、肉の中で豚肉は一番アレルギーが起きにくいとされています。

犬の祖先はオオカミなので、肉食だと思う方が多いと思います。

しかし、人間とともに暮らしてきた犬は雑食性でもあります。

野生で生きてきた時代では、牛肉・鶏肉・豚肉などなかなか食べられるものではないですよね。

乳製品も、人間が作り出したものです。

ドックフードは犬の健康のために作られていますが、雑食性の犬にとっては合わない犬も多いのかもしれません。

豚肉はアレルギーになりやすいと言われている食材ですので、初めて与える場合は少量から与えることが大切です。

そして、体調に変わりないかを確認しておきましょう。

犬が豚肉でアレルギーを起こした場合の症状

豚肉はアレルギーになりやすい食材ということがわかりましたが、アレルギーが起こるとどのような症状が出るのでしょうか。

犬のアレルギー症状では、以下のような症状があります。

犬のアレルギー症状
  • 皮膚炎
  • 外耳炎
  • 脱毛
  • 下痢や嘔吐
  • かゆみ

アレルギー症状では皮膚炎が特に多く、かゆみからかきむしってしまうことがあります。

アレルギーになると、原因になるアレルギー物質を除けばよいと考えますよね?

アレルギー物質を除くことはもちろんですが、皮膚炎などになった場合にはさらに悪化することがないように環境を整えることも重要になってきます。

例えば

・こまめにシャンプーやブラッシングをしてきれいにする
・部屋やベッドを掃除してきれいに保つ
・空気を入れ替えたり、空気清浄機を置いたりして空気を循環させる

このように、アレルギーになった後も犬が過ごしやすい環境を整えてあげましょう。




犬に豚肉は大丈夫?【まとめ】

この記事では犬は豚肉を食べても大丈夫?豚肉を食べさせるメリットは?について解説してきました。

豚肉は犬の身体にいい嬉しい食材です。

身体を作ったり健康を維持するのに必要な栄養素がたくさん含まれてます。

ただし、豚肉を生の状態で与えては絶対にいけません。

他にも様々な注意点がありましたね。

この記事の内容をおさらいしましょう。

犬に豚肉を与えるメリット【まとめ】
  • 豚肉は「タンパク質」「ビタミンB群」など、犬の身体に不可欠な栄養素を豊富に含んだ食材。
  • 生の豚肉を食べると最悪の場合命にかかわるので、豚肉全体をしっかりと加熱して与える。
  • 初めて豚肉を食べさせるときは少量ずつ与え、アレルギー反応が出ないか確認する。
  • 豚肉の加工食品は犬の身体に悪いことが多い。
  • 豚肉の骨は取り除く。
  • 肥満や急性膵炎を防ぐため、脂肪分の少ない部位を与える。特に脂身は取り除いて与える。

美味しくて栄養豊富な食材、豚肉。

正しく与えさえすれば素晴らしい食材です。

ぜひ豚肉料理で愛犬を喜ばせてあげてくださいね!

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