大切な愛犬にはいつまでも健康で元気に長生きしてもらいたいもの。
愛犬のために栄養バランスを考えて、野菜もたくさん与えたい!と考える飼い主さんも多いのではないでしょうか?
茹でたキャベツは歯ごたえも良くて、毎日食べている愛犬も多いでしょう。
でも犬は肉食動物なので野菜は必要ない?そもそも野菜を与えても大丈夫なの?という疑問が出てきますよね。
今回は、犬にキャベツを毎日与えているけど大丈夫?という疑問について解説していますので是非ご参考にされてください。
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犬にキャベツは毎日与えて大丈夫?

結論から言うと、犬に毎日キャベツを与えることはおすすめしません。
健康な犬であればキャベツで中毒症状を起こす心配はほとんどありませんが、与える頻度としては毎日では無く週に1~2回程度がベターでしょう。
それは何故かというと犬は雑食ではありますが肉食動物に近い消化器官をもつため、食物繊維を多く含む野菜を消化吸収する能力がそれほど高くはありません。
また、キャベツを毎日与えると胃腸にかなりの負担がかかると考えられます。
栄養バランスを整えるために与えたつもりが、逆にバランスを崩してしまうことになってしまったり消化不良などのトラブルに繋がることもあります。
しかし、犬に全くキャベツを与えてはいけないかと言うとそうではありません。
- ビタミンK:カルシウムの吸収を助けて骨を丈夫にする
- ビタミンC:抗酸化作用、免疫力のUP
- ビタミンU:疲れた胃腸の粘膜を修復する
- カリウム:体内の水分調整に関与
- 葉酸:赤血球をつくる働きをサポート
などの豊富な栄養素が含まれています。
スーパーでも手ごろなお値段で手に入りやすい野菜ですので、こんなに栄養たっぷりで便利なキャベツを愛犬の食事に使わないのはもったいない!
犬にキャベツを与える際にはいくつかの注意点を押さえておけば、より健康的で栄養バランスの整った食事にすることが可能です。
それではどのようにキャベツを与えれば良いかみていきましょう。
犬にキャベツを与える最適な量は?

犬にキャベツを与える場合は少量(20~30g)から与えて様子をみて下さい。
30gがどれ位の量かというと普通サイズのピーマン1個が約30gになります。
また、キャベツを与える頻度は週に1~2回程度が理想です。
美味しそうに食べている姿を見るとつい沢山の量を与えたくなってしまいますが、キャベツの与え過ぎは消化不良などの健康被害を起こすことがあるため注意が必要です。
犬にとって最も重要な栄養素はたんぱく質ですので、キャベツはあくまでも嗜好品的なものとして考えてくださいね。
犬にキャベツを与える場合は生?ゆがく?

キャベツは生でも茹でてもどちらでも大丈夫です。
私のおすすめは簡単レンチンキャベツ!
愛犬に生のキャベツと茹でたキャベツを与える場合のポイントについて見ていきましょう。
生のキャベツの良いところはキャベツそのものの栄養素を壊さずに摂取できること。
しかし、生のキャベツは消化に時間がかかり犬の胃腸に負担をかけます。
生のキャベツを与える場合は出来るだけ柔らかい部位を選んで与えてあげて下さい。
葉の柔らかい春キャベツであれば胃腸への負担も少なくておすすめです。
与える時は細かく刻んで食べやすいように調整してあげてくださいね。
キャベツをゆでることで消化がしやすくなるのが利点です。
熱を通すと生のキャベツに比べて栄養素は減ってしまいますが、ゆで汁に栄養素が流出しているのでゆで汁ごと一緒に与えあげて下さいね。
私の一番おすすめ方法は電子レンジでの加熱です。
電子レンジで加熱すればキャベツの栄養素を水に流出させることがありません。
さらに短時間で加熱出来るためキャベツの栄養素を残しつつ時短で柔らかく仕上げることが可能です。
私が飼っている愛犬は少しおデブちゃんだったのですが、週2回細かく刻んだレンチンキャベツを与える事でダイエットにも成功しました。
キャベツ入りドッグフードはかさ増しにもなるので、普段のドッグフードだけの時よりも満足そうに食べていますよ。
犬にキャベツを与える場合の注意点は?

栄養素の豊富なキャベツですが、犬の健康状態によっては与えないほうが良い時もあります。
いくつかポイントをまとめましたのでみていきましょう。
犬にキャベツを与えない方がいい場合➀下痢や嘔吐症状のある場合
消化不良を起こしているかもしれません。動物病院の獣医さんに診てもらいましょう。
特にキャベツの芯は与えない方がいいです。
キャベツの芯は固いので消化する際、犬の胃腸に過度の負担をかけてしまいます。
またキャベツの芯は硝酸を含有していることがあり、硝酸は人体にも良くない働きをするため愛犬には与えないほうが安全です。
犬にキャベツを与えない方がいい場合➁甲状腺疾患がある
キャベツに含まれるゴイトロゲンという成分が甲状腺に悪影響を及ぼします。
何らかの基礎疾患がある場合は、愛犬にキャベツを与えても良いか獣医さんに確認をとるようにしてくださいね。
犬にキャベツを与えない方がいい場合➂子犬や老犬の場合
消化能力が低下していたり食べ物をしっかり噛むことや飲み込むことが難しい子犬や老犬の場合は、キャベツを与えることは控えたほうが良いでしょう。
また犬にキャベツを与える場合の味付けは不要で、犬にももちろん塩分は必要なのですが人ほど多くの塩分を必要としません。
ドッグフードを食べている犬であれば塩分は十分足りているので、味付けに余分な塩分を追加してしまうと犬にとっては塩分過多になってしまいます。
犬にキャベツを与えるとよくない【まとめ】
ここまで犬にキャベツを与えてるけど・・・それって大丈夫?について解説してきました。
健康に良いからといって毎日たくさんのキャベツを与えてしまうと逆に健康を損なう可能性があります。
それではここまでのまとめになります。
- 毎日ではなく週に1~2回、少量(30g位)から与えて様子をみる
- 犬が消化しやすく食べやすいようにキャベツを細かく刻む
- 生のキャベツは犬の消化管に負担をかける
- キャベツの芯は与えないほうが良い
- キャベツに味付けは必要ない
- 子犬や老犬には与えない
- 基礎疾患がある場合は獣医さんに相談する
以上のことをポイントにしてみてください。
この記事が愛犬家の皆様のお役に立てれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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