皆さんは犬にゆで卵を与えたことはありますか?
ゆで卵って簡単に作れて美味しい食べ物ですよね。
卵自体も栄養価が高いことで有名です。
しかしゆで卵が人にいいからといって、犬に良いとは限りません。
そこでこの記事では犬にゆで卵を与えるとどうなるのか、対処法も含めてお伝えしていきます!
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犬はゆで卵を食べても大丈夫?消化できる?

結論から言うと、犬にゆで卵を与えても大丈夫です。
人によっては、普段から卵を意識して摂取されている方もいらっしゃるかもしれません。
栄養価が豊富な卵は犬にも人間にも良いということですね。
卵には皮膚や筋肉の基になるタンパク質が入っています。
さらに、消化や代謝に関わるビオチンというビタミンが入っているのも嬉しいポイント。
何だかここまで読むと、犬に卵を与えることについていいことしか書いてありません。
しかしもちろん与える際の注意点もあります。
どういった時に消化できないのか、犬にゆで卵を与える際は注意点も理解した上で与えましょう。
犬にゆで卵を与える場合の注意点とは?

大きく分けると犬にゆで卵を与える際の注意点は3つあります。
それぞれ見ていきましょう。
犬にゆで卵を与える際の注意点➀ゆで卵をよく冷ます
犬にゆで卵を与える時、注意点の1つ目はよく冷ましてから与えることです。
ゆで卵の芯まで冷めていなかった場合、犬が食べるとやけどしてしまう可能性があります。
卵の皮がむけるぐらいになると手で持っても熱くないですが、ゆで卵を丸々1個与える時は気を付けたいですね。
しかしだからといって半熟のゆで卵はあまりおすすめできません。
犬にゆで卵を与える際の注意点➁ゆで卵はよくゆでたものを
注意点の2つ目は、犬にゆで卵を与える時は半熟ではなくしっかりとゆでたものを与えようということです。
生の卵には、ビオチンというビタミンを破壊する酵素が含まれているからです。
ですから、半熟の卵を与えれば犬がビタミン不足になってしまう可能性があります。
しかしこの酵素は熱に弱いため、しっかり加熱すれば問題となることはありません。
犬にゆで卵を与える際の注意点➂ゆで卵は細かく切る
そして注意点の3つ目は、犬が喉を詰まらせないよう細かく切って与えることです。
犬が食べやすいように配慮することも大切ですね。
犬がゆで卵を食べて下痢した時の対処法!

しかしいくらゆで卵の栄養が豊富だと言っても、まれにアレルギー症状が犬に出る場合もあります。
下痢ももちろんですが、かゆみや充血の症状が出たらすぐ動物病院へ行きましょう。
さつまいもを食べると犬の下痢が治るという話もあります。
アレルギーの度合いによっても症状は変わってきますが、油断は禁物です。
犬はゆで卵を食べても絶対にアレルギー症状が出ないとは言い切れません。
心配な方は事前に動物病院でアレルギー検査を受けるのもいいかもしれませんね。
しかし、犬に下痢の症状が出ていてもすぐに動物病院に行けない場合もあるかと思います。
こうした場合は、犬が子犬か成犬かで対処法が変わってきます。
成犬や老犬の場合、犬が下痢をした後は絶食にしましょう。
腸が過敏になっているために休ませる必要があります。
反対に子犬が下痢した場合は、絶食ではなく少ない量を何回かにわけて与えましょう。
これは、低血糖になるのを防ぐためです。
いずれの場合も、犬の下痢には素手でさわらないよう注意が必要です。
下痢の中に寄生虫などがいる場合もありますので、うつるのを防ぐために取り扱いには十分注意しましょう。
犬にゆで卵を与えるなら白身と黄身どっちがいい?

基本的に、ゆで卵の白身と黄身で大きな差はありません。
もし生なら、先ほどの「ビタミンを破壊する酵素」が入っている白身は避けた方がいいでしょう。
しかしその酵素も加熱すれば問題はありません。
基本的にしっかりゆでたゆで卵であれば、どちらを与えても大丈夫でしょう。
卵にはたくさんの栄養が含まれています。
例えば先ほど述べたような、筋肉の基となるタンパク質や消化に関わるビタミンなどです。
栄養素の面からも、特に白身と黄身を区別せず両方とも与えてはいかがでしょうか。
また犬にゆで卵を与える量ですが、1日に1~2個を目安としましょう。
もちろん犬の大きさによって変わってきますので、あくまでも愛犬の様子を見ながら与えていくのが良いですね。
犬はゆで卵を食べても消化できる?【まとめ】
ここまで犬はゆで卵を食べられるのかについて解説してきました。
結論から言うと、犬はゆで卵を食べられます。
ただし、いくつか犬にゆで卵を与える際の注意点もありました。
それでは重要なポイントをまとめてみましょう。
- ゆで卵をしっかりゆでで、よく冷ます
- ゆで卵を細かく切り刻む
- 犬にゆで卵を1日に与える量は1~2個が目安
犬にゆで卵を与える時は、これらに注意して犬の様子を見ながら与えましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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