愛犬のために手作りの食事を作ってみたことはありませんか?
最近ではおいしそうな食事と思ったら、犬用のごはんだった!なんてこともしばしばあります。
この記事では、犬の食事ににんじんを取り入れる場合の注意点を説明しています。
健康的な食事に野菜は欠かせません。
その中でも『にんじん』は最もポピュラーな野菜と言えます。
健康のために与えたつもりが、飼い犬の健康を損ねてしまっていた!という事がないよう、この記事をぜひ参考にしてください。
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犬がにんじんを食べても大丈夫?

にんじんは犬に与えてよい食材です。
免疫力を高めるベータカロチンや、便通改善に有効な食物繊維も豊富なため、人間同様健康維持に役立ちます。
栄養価が高く低カロリーな食材ですので、主食よりもおやつとして取り入れるのに最適です。
加熱したものをペースト状にしてドッグフードに混ぜたり、スティック状にしておやつ代わりに与えてもよいでしょう。
人間の食事のように塩や香辛料といった調味料を使用しなければ安心して食べられる野菜です。
にんじんは加工しやすいため、素材の味を活かして家庭で取り入れることができます。
少量ずつ与えて愛犬の様子を見ながら、調理法を工夫するとよいでしょう。
犬に人参を与える時の注意点は?

にんじんに限らず、野菜や果物を犬に与える際は、味付け調理はNGです。
塩や砂糖を付けたり、人間用の食事を与えることも、犬の健康を損ないます。
犬ににんじんを与えるときは、以下の『消化を助ける調理工夫』が必要です。
- 生より加熱調理がいい。(加熱をすることで食物繊維が分解されやすくなる)
- 食べやすい大きさに切る。(大きすぎると噛み切れず丸呑みする)
にんじんをすりおろす、刻む、などもおすすめです。
すりおろしにんじんは、具合の悪い犬や食欲が少なくなってきた老犬に与えると、食べやすく消化しやすい食事になります。
また、犬によってはアレルギー反応(嘔吐、吐き気、下痢など)が出ることも考えられます。
初めてにんじんを与えるときは、少量ずつ様子を見ながら食べさせるようにしましょう。
万が一嘔吐などした場合は、すぐにかかりつけ医に相談するか、近くの動物病院へ連れて行きましょう。
その際は、『いつ』『なにを』『どこで』『どのくらい』『どのように』と細かく伝えましょう。
嘔吐したものや、食べていたものが残っていれば病院へ持っていく場合もあります。
すぐに処分せずに、医師の判断を仰ぎましょう。
犬に与える人参の量によっては肝臓に影響がある?

犬ににんじんを与えすぎると、肝臓に負担がかかることがあります。
犬は哺乳類の中でも、にんじんに含まれる『ベータカロチン』を『ビタミンA』に変換しやすい動物であることがわかっています。
本来変換された『ビタミンA』は肝臓で処理されますが、肝臓が処理をしきれずに『ビタミンA中毒』になる犬が増えています。
ビタミンAは排出されにくい『脂溶性ビタミン』に分類され、多く摂取しすぎると、嘔吐・下痢・めまいなどの症状が見られます。
健康のためを思ってにんじんばかり与えるのは危険です。
バランスの良い食事は、犬も人間も同じと言えますね。
犬にとってにんじんはおやつとしても使える?

にんじんはおやつに最適な食材と言えます。
最近では各ドッグフードメーカーからも、にんじんを取り入れたおやつが商品化され人気となっています。
ビーフジャーキーやクッキーよりヘルシーで健康的なおやつとして取り入れやすいのが理由のひとつです。
にんじんスティックは食べ盛りの元気な犬に与えるとよく食べます。
素材そのままの無添加なおやつとして、にんじんは最適な食材です。
犬ににんじんは大丈夫?【まとめ】
ここまで犬ににんじんを与える場合の注意点などについて解説してきました。
結論として、犬ににんじんを与えても大丈夫です。
ただし、味付けをしないこと、食べやすくカットするなどして加工する、食べ過ぎないように注意する、といった注意点があります。
栄養価のある野菜ですが、主食としてあげるにはふさわしくありません。
加工してドッグフードに加えたり、おやつとして少量ずつ与えるとよいでしょう。
ネギ類のような刺激はありませんが、豊富な食物繊維とビタミンAが犬の体に多量に摂取されると、下痢や嘔吐といった症状が見られる場合があります。
体に良い食材ではありますが、与えすぎには十分に注意しましょう。
にんじんは適量であれば愛犬の健康的な食生活をサポートするのに役立ちます。
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