2020年2人に1人はがんになり、3人に1人はがんで亡くなる時代になったと言われています。
癌が原因で別れの時を迎える人も少なくはありません。
みんな誰も自分はがんにはならないだろうと思っています。不思議なくらい・・・。
癌と告知されるとき「ガーン」となる。
今、癌はそんなショックを受けるような病気なのでしょうか。
癌とはなにか、普通の病気と何が違うのかみていきましょう。
がんの治療法がない?がんの治療は苦しい?

おそらく「がんが怖い」というイメージは、「癌になったら治療法がない」という心配がからきているのではないでしょうか。
治療法があったとしても化学療法などで髪の毛が抜けてしまったり、体の調子が悪くなったり・・・。
治療法自体が苦しいというイメージがあるため、とても怖い病気とされています。
「癌になったら人生おしまいだー!」そんな物語がたくさんありますもんね。
でも2020年現在は標準治療と呼ばれる治療法が発達しています。
手術や薬物療法、放射線治療をそれぞれ単独で行ったりする事ができるようになりました。
それらを患者さんの状態に合わせて組み合わせて治療していくことができます。
2000年以前というと治療法自体も進歩していなかったため「治療できない=怖い」というイメージがあったのでしょう。
昔の癌のイメージに比べたら、治療の副作用もずっと軽くなっていたり副作用を抑える薬が開発されています。
たかが20年とは言いますが、すごい進歩ですよね。
癌になったからと人生をあきらめる必要はなく、生活を送りながら癌と生きている人はあなたが思ったよりたくさんいます。
癌は自分の身体の中で生まれる?風邪とはどう違う?

癌という病気はどのようなものなのでしょうか。
風邪(上気道炎)やインフルエンザというのも病気の一つですが、これらは身体の中にウイルスや細菌が入り込んで炎症を起こす病気です。
だから病気の原因となるウイルスや細菌を私たちの身体から取り除くことで、症状が良くなり病気が治ると言えます。
しかし、癌という病気は少し違います。
癌は私たちの身体の中に生まれるのです。
私たちはたった1つの受精卵から細胞分裂を繰り返して細胞を増やし、人間としての身体を構成しています。
私たちは細胞分裂で自分自身の遺伝子情報をコピーしていきます。
その工程の中で遺伝子に傷がついていることがあり、新しくできる細胞が癌化してしまうことがあるのです。
私たちの身体の中にはもともと癌細胞が増殖するためのアクセルと、増殖を防ぐブレーキの両方の働きが備わっています。
そのバランスが崩れたときに初めて癌として身体に現れます。
「肺がん」「乳がん」「胃がん」「白血病」「悪性リンパ腫」「骨肉腫」「軟骨肉腫」など、癌ができる場所によって名前が決まります。
この癌細胞が正常細胞の働きを邪魔したり、正常な組織に必要な栄養を奪うため身体の働きに支障が出てきます。
これが一般的に癌と呼ばれる病気なのです。
癌とはなにか?そもそも癌ってどんなものを指す言葉?【まとめ】
ここまで簡単ではありましたが、「癌とはなにか」という事について解説してきました。
誰もががんになる可能性があるということですね。
多くの人が癌になる世の中なので、癌の治療法はめざましい発展をとげています。
治療法が発展するという事は「早く治る病気」「きつくない病気」にもつながっていくと思います。
癌とはなにかを知ることで、不安が軽くなったら嬉しいです。
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