自賠責保険の減額で車検代も安くなる?車検代を安くするコツは?

自賠責保険の減額で車検代も安くなる?車検費用を安くするコツは?

 

車を持っている人であれば、必ず必要な出費といっていいのが車検。

新車で購入した場合には最初はの車検は登録日時から3年後、中古車や新車購入時の2回目の車検は2年ごとと法律で決まっています。

車検代というのは車を持っている以上はどうしても避ける事ができない数万円の出費になります。

2020年1月15日のニュースで「2020年4月から自賠責保険が減額される」というニュースがありました。

自賠責保険が減額される、という事は車検代も自動的に安くなります。

今回の記事では

  • どうして自賠責保険が減額されると車検代が安くなる?
  • そもそも自賠責保険って何?
  • 車検費用を抑えるためのコツって?

という疑問について解説しています。

自賠責保険が減額されるとどうして車検代が安くなる?

自賠責保険が減額されるとどうして車検代が安くなる?

車検を受ける際に、車検を受けるところによって車検代に「金額に大きな差がある」という疑問がありませんか?

車検代として皆さんが払っているお金は「定額の料金」と「変動する料金」を合計した金額を払っています。

私の場合は前までは「ユーザー車検」を受けていましたが、今では車も古くなってきたので「オートバックス」で車検を受けています。

自賠責保険の金額というのは「定額の料金」の中に含まれており、絶対に払わなければいけないお金になります。

車検代の中の定額の料金には3つあります。

※リサイクル料金については購入時の支払いがほとんどのため省略しています。

自動車重量税、自賠責保険料、印紙代の3つです。

重量税

重量税

自動車重量税というのは自動車の重量によって変わる金額で、8200円から75600円と幅が広いです。

国に支払うお金ですので変動する事は絶対ありません。

ちなみに毎年4月もしくは5月に払うのは「車税」になります。

↓重量 エコカー免税 50%減 エコカー 通常 13年経過 18年経過
0.5以下 0 2500円 5000円 8200円 11400円 12600円
1.0トン(まで) 0 5000円 10000円 16400円 22800円 25200円
1.5トン 0 7500円 15000円 24600円 34200円 37800円
2.0トン 0 10000円 20000円 32800円 45600円 50400円
2.5トン 0 12500円 25000円 41000円 57000円 63000円
3.0トン 0 15000円 30000円 49200円 68400円 75600円

軽自動車では下記のようになっています。

乗用車は5ナンバー、貨物用は4ナンバーとなっています。(佐賀00 あ 12-34)

ナンバープレートの赤文字の数字で判断するといいです。

軽自動車 免税 50%減 エコカー 通常 13年経過 18年経過
5ナンバー 0 2500円 5000円 6600円 8200円 8800円
4ナンバー 0 2500円 5000円 5200円 5400円 5600円

 

エコカー減税などを受けている場合には重量税が安くなり、重い車(いい車)になればなるほど金額は上がっていきます。

環境に配慮した対策として、新車として販売して13年以上経過した車についても重量税が高くなります。

自賠責保険料

自賠責保険料

2020年1月現在自賠責保険料は2年分で普通車は25830円、軽自動車が25070円となっています。

自賠責保険料が2020年4月から「16%程度」減額される予定です。

ちなみに16%減額された場合は普通車は約23000円、軽自動車は22000円程度になります。

自賠責保険が減額される背景には安全装置などの普及で「事故による死亡者」が減ってきたことや、使うケースが少ない事があります。

自賠責保険の減額の%については2月に審議されますので、その際に変更したいと思います。

【1.31追記】

4月からの自賠責保険の減額に伴って、車検を受ける時期で車検代が変わるのかと言う疑問の回答です。

車検証の車検満了日が4月になっている場合は自賠責保険は割引後の価格で徴収されます。

つまり車検満了日が4月2日になっている場合は、3月2日に車検を受けても自賠責保険は割引の金額になります。

車検証を確認して車検満了日(車検が切れる日)が4月になっていると、減額後の自賠責保険料でいいという事になります。

印紙代

先ほどナンバープレートの赤の数字といいましたが、ここの数字が

4から7まで  1700円

3の場合   1800円

軽の場合   1400円 となっています。

以上の3点が最低でも必要な車検代になります。

「自賠責保険が減額される=車検代の減額につながる」という事になります。

※更に詳しい事は下に書いている「車検代を安くするコツとは?」で解説しています。

自賠責保険って何?

自賠責保険って何?

車検を誰かに頼んでいる場合には、車検代と一緒に支払っている事が多いです。

ほとんどの人は任意保険に加入しているため、自賠責保険を使うことはまずありません。

自賠責保険とは「車に乗る以上最低限かけておかないといけない自動車保険」のことです。

最低限入らないといけない保険のため、「保証も最低限」です。

保証してくれるものとは・・・
  • 事故で相手がケガをした場合(120万まで)←足りない
  • 事故で相手が死亡した場合(3000万まで)←間違いなく足りない
  • 事故で相手に後遺症が残った場合(4000万まで)←足りない

任意保険に入っていない場合に自分がお金を出して保障するもの(自腹)・・・

自分でお金を出すもの
  • 相手の車の修理代
  • 相手の同乗者の病院代
  • 自分のケガ
  • 自分の車の修理代
  • 自賠責保険の金額を超えた分のお金

最近の若い世代では「任意保険料がもったいなくてかけていない」という話もありますが、そういった人達のための自動車保険と言ってもいいでしょう。

あなたはそれでも任意保険に入りませんか?

車検代を安くするコツとは?その1

車検代を安くするコツとは?その1

ここまで自賠責保険の減額が車検費用の減額につながることは解説してきました。

車検代が高いと思われている方に向けて車検代を安くするコツを解説します。

最も車検費用が安く済むのは「ユーザー車検」です。

ユーザー車検と言うのは「自分で陸運支局か軽自動車協会に車を持ち込んでする車検」です。

経験上難しいことはなく、「簡単」でした。

ユーザー車検のデメリット
  • 車検に必要な書類を自分で作成する必要がある
  • 事前に車検に通らない場所を調べておく必要がある。
  • 車検に必要な最低限の部分しか見ないので、故障があってもわからない場合も。

もしも陸運支局などで車検に通らない場合、近くに高額ではありますがきちんと整備工場があります。

車検が通るまでテストしてくれますのでよほどのことがない限り大丈夫です。

ユーザー車検の場合は車検のチェック項目以外は無視ですので、車の壊れそうな部分というのはわかりません。

なので新車の1回目の車検くらいまでにしておく方が無難かと思います。

もしくは他に整備してくれるところがあればユーザー車検でも大丈夫でしょう。

車検費用を安くするコツとは?その2

車検費用を安くするコツとは?その2

オートバックスなどで車検をする場合は車検代の見積もりを事前にしてもらえます。

車検に通らない部分はもちろん交換などをしないといけませんよ。

その際に「売り上げを取る」ためにいろいろと不必要な出費をすすめてくる事も事実です。

車検代で削るべきところは「車検代行手数料」「整備料」「点検料」「不要な交換」などの料金。

それとすすめられたオプションなどが本当に必要なのか?という事を考える事も大切です。

車検が終わった後の請求でこんな事頼んでなないのに・・・というパターンも多くなっています。

車検を受ける前に金額を確定しておく。

追加費用が発生する場合は連絡をもらうようにしておく。

特に個人経営の工場や車屋さんなどは、車検代が高くなるようにいろいろと工夫するという話も耳にします。

考えてもみてください、車検代って大きな儲けになりませんか?

4月の自賠責保険の減額で車検代も安くなる?【まとめ】

ここまで4月から減額される予定の自賠責保険と、車検代を安くするコツについて解説してきました。

どうしても支払うお金とはいっても少しでも安くしたいものです。

車検代に含まれる自賠責保険料が安くなるため、結果的に車検費用も安くなります。

自賠責保険の減額も家計にとってはうれしい事の1つと言ってもいいでしょう。

今回のまとめ
  • 自賠責保険の減額は車検費用の減額にもなる
  • 定額の料金「3つ」はどこで車検を受けても変わらない
  • 定額料金は重量税、自賠責、印紙の3つ
  • 重量税はいい車ほど重くなるため高い
  • 車検代を安くするならユーザー車検
  • 車検代を安くするなら点検料や代行料
  • 不要な交換やオプションはすすめられてもしない
  • 車検を受ける前に金額をはっきりしておく

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