2020年春になって「藤井聡太七段」という言葉を聞く機会が多くなった人もいるでしょう。
ネットやニュースでも「史上最年少の棋士」としてブームになっています。
この記事では
「彼がいる将棋の世界とはどういった世界なのか?」
についてわかりやすく解説しています。
また、2020年7月現在藤井七段が挑戦中の「棋王」というタイトル
についてもわかりやすく解説しています。
藤井7段がいる将棋の世界はどうなっている?
将棋というのは「趣味」「娯楽」でする人は非常に多いでしょう。
しかし「将棋でご飯を食べる」という志を持つにはちょっとハードルが高い・・・。
そんな将棋の世界を解説したいと思います。
将棋でご飯を食べるためにまずする事って?
将棋でご飯を食べるためには、「奨励会」という機関に入門する必要があります。
独自で「将棋教室」などを開くことも可能ですが、段位などもないため信頼性にはもちろん劣ります。
奨励会に入るには「19歳以下」「プロ棋士の推薦を受ける」事が「受験の条件」となります。
つまり何よりも先にプロ棋士に弟子入りする必要があるという事です。
毎年8月に行われる試験で「6」回戦中「4」回を勝ち抜き、さらに現役の奨励会員に「3」回中1回勝つと入門となります。
ちなみに「半端なく将棋の猛者が集っているので生半可な知識では勝てない」と言われています。
アマチュアの将棋大会で優勝している人が集まっていると考えるとわかりやすいですね。
なんとか将棋の奨励会に入門できたなー
奨励会に入ると初めて段位が付きます。
「6」級が初めて持つ段位でその後は「5級、4級・・・・2段、3段」まで昇段していきます。
※1か月に2回行われる大会で「規定の成績」をおさめる事で、段位が上がっていきます。
3段から4段になるためには?
3段から4段に昇格するためには「年2回の30人が参加するリーグ戦」の上位2位に入る必要があります。
激ムズー!!
将棋でご飯を食べるのはスーパー厳しいという事がわかります。
「4」段になって初めて「プロ棋士」となることができます。
「4段~最高の9段」までは昇段にいろいろと条件がありますので、ここでは書きません。
羽生さんなんかも最高の段位を持っている一人です!
大会で勝つことができないと上がることはありません。
藤井七段のように「タイトル戦」などで異例の成績を収めた場合は、段位が飛び上がることがあります。ビューン!
タイトルって何?
タイトルというのは「称号」みたいなものです。
2020年7月現在の棋王は「渡辺棋王」です。(2020年7月17日藤井7段に!)
一方の名人は「豊島名人」です。
名人、竜王、棋王、など多くのタイトルがありますが、称号と同じで「どれが偉い、強い」というのはあまり関係ありません(たぶん)。
毎年大会が行われており、コロコロと入れ替わっているのが実情です。
ちなみにタイトルは「竜王」「名人」「棋王」「王将」「棋聖」「叡王」「王座」「王位」の「8個」があります。
このうちの3つを持つと「三冠」といったりします。
それぞれ出る賞金が違い、棋士の年収に大きく関わってきます。
1995年には羽生さんが7冠王に輝いています(まだ叡王がタイトルではなかったため)
実はタイトルを取ってからが大変という話
2020年7月に藤井七段が史上最年少タイトルを取りました!
おめでとうございます!
しかしタイトルを取ってからが地獄という話知っていますか?
タイトルを獲得するという事は年収はもちろん増えます。
しかし将棋の勉強をする時間がなくなるのです。
おそらく藤井七段はメディアに引っ張られるでしょう。
アイドル並みの忙しさになるために、つまり自分の時間が減るという事です。
そんな中、タイトルの防衛に頑張る必要があるという事です。
結構過酷だと思いますよ・・・。
まとめ
ここまでわからないまま将棋の世界についてわかりやすく解説してきました。
いかがでしたでしょうか?
もし間違っていた時は、ごめんなさい。
とりあえずわかっていただければ幸いです。
コメントを残す