2020年になってから5月から猛暑と呼ばれる日が多くなってきました。
熱中症になるくらいの気温になる日も珍しくありません・・・。
5月にこのくらいの気温だと、真夏になると何度くらいになるのでしょうか・・・。
この記事では熱中症の症状として寒気がある場合の解説、熱中症とはどんな状態を指すのか解説しています。
総称で熱中症と呼ばれている中身についても解説していますので参考にされてください。
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熱中症の症状に寒気がある?そもそも熱中症って何?

熱中症というのは「体が体温調節ができなくなる病気の総称です。
正確には「熱けいれん」「熱疲労」「熱失神」3つのケースに分かれます。
熱中症と寒気の関係の後に、ケース別に熱中症の症状について解説しています。
まずは熱中症で寒気を感じる場合について見ていきましょう。
熱中症の症状で寒気を感じる場合は危険信号!

熱中症で「寒気」を感じる人はあまりいません。
なぜかというと熱中症で「寒気を感じる」=「体温が上がっている、熱が逃げきれない状態」という事なので、危険な状態と考えましょう。
以前は熱中症という言葉はなく「熱射病」という言葉があったと思います。
熱中症よりさらに危険な状態が「熱射病」になります。
体温が上がり続けて熱射病になる前に「寒気」を感じる人もいます。
おそらく寒気を感じている頃には、吐き気やめまいを起こしている事が多いでしょう。
一時的な体温の上昇であれば安静にしていれば回復します。
しかし寒気を感じて体温が高い場合は病院へ行って点滴などの治療を受けましょう。
熱中症の症状➀熱疲労とは?
熱疲労というのは、単純に体の水分が不足して脱水症状が起こった状態を言います。
きちんと水分を摂っていたのに・・・と思う人もいるでしょう。
水分を全くとらない事はもちろん、水分が足りない状態でも「熱疲労」の原因となります。
結果脱水症状となって、「頭痛」「吐き気」「だるさ」などを感じるようになります。
部活中に疲れ方がおかしいなどの異変がある場合は熱中症を疑った方がいいと言えますね。
熱中症の症状➁熱けいれんとは?
夏になると汗をかくので誰でも水分補給をしますよね?
もちろん正解ですが、水ばかりを飲んだ場合には「塩分」が補給されません。
結果として塩分濃度が不足する事になり、体に「痛み」が走ることになります。
塩分が足りない場合も同様の症状が起こる事があります。
炎天下の中運動中に「筋肉の痛み」や「つる」などの症状があった場合には注意したほうがいいでしょう。
これを熱けいれんと呼びます。
熱中症の症状➂熱失神とは?
人は暑くなると汗をかいて体内の熱を逃がそうとします。
これができないと人間は倒れてしまいますよね。
炎天下の中で作業や運動を長時間続けて熱を逃がし続けた場合・・・。
もしくは室温が高い部屋に長時間いて体温を高い状態に保っている場合など・・・。
結果として血液が体中に巡るため一時的に血液が足りなくなり、酸欠状態になります。
十分な血液が脳にいきわたらないために「めまい」「頭痛」「立ちくらみ」などの症状を起こします。
頭痛やめまいが起こった場合には熱失神を疑っていいでしょう。
熱中症になる人のケースでは多い方ではないでしょうか。
※長時間というのは気温にもよりますが、2時間~3時間と考えていいでしょう。
熱中症が疑われる場合にはどんな対処をするといい?

熱中症になった人に対してはどのような対処法をするといいのでしょうか?
順番に解説していきます。
- ➀日陰や風通しがいい涼しいところへ避難する
- ➁衣服内などに熱がこもっている場合は緩める
- ➂水分と塩分を補給する(ポカリスエットなど)
- ⓸安静にして休息をとる
- ⓹症状がよくならない、自分で水分補給ができない時は病院へ行く
熱中症と汗の関係は?

熱中症で汗をかく人や汗が出なくなる人など個人差がいろいろあります。
「熱中症にかかる」という事は「体温調整や発汗機能の異常」と考えます。
汗っかきの人もいますが、汗をいつもより大量にかく人や汗が出ない人は「熱を上手に発散できていない」です。
熱を発散する機能が異常をきたすといつもより余計に汗をかいたり、汗が出なくなります。
水分不足の場合も汗が出ませんが、「熱を上手に発散できない」状態ですので、すぐに日陰などで休むようにしましょう。
日陰などの適温で休み、水分を補給する事で体の発汗機能が正常に戻っていきます。
夏のエアコンがガンガン効いている部屋で熱中症になる人はまずいませんからね。
熱中症の症状で寒気があると危険?【まとめ】
ここまで熱中症の症状として寒気がある場合や熱中症そのものについて解説してきました。
今が5月なので、これからどんどん暑くなることが予想されます。
ここまでをまとめてみましょう。
- 熱中症で寒気の症状がある場合は「すでに体温調整ができない」状態
- 熱中症は「熱けいれん」「熱失神」「熱疲労」の3つに分かれる
- 熱けいれんは水分ではなく塩分の不足が原因で起こる
- 熱けいれんの症状は「筋肉の痛み」や「つる」などの症状がある
- 熱失神は体が熱を受け続けて血液不足で「酸欠状態になる事」
- 熱失神の症状は「めまい」「頭痛」「立ちくらみ」などの症状がある
- 熱疲労とは体が脱水症状を起こしている状態のこと
- 熱疲労の症状は「頭痛」「吐き気」「だるさ」がある
- 汗のかき方がおかしい時は熱中症を疑おう
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