やっと就職活動が終わって内定をもらった矢先・・・。
突然内定取り消しの連絡が・・・。
結果として内定取り消しは場合によっては違法ではなく、メールで送ることも違法ではありません。
この記事では内定取り消しの理由で多いものやメールで送られてくる内定取り消しについて解説しています。
〇この記事でわかる事
・内定取り消しが違法ではない理由
・内定取り消しの理由として多いもの
・メールで内定取り消しもできるのか?
内定取り消しは違法ではないのか?

まず最初に内定取り消しは違法ではないのかという点ですが、理由によっては違法ではありません。
内定をもらった時点で「仮採用」となっており、内定取り消しは「解雇」と同じ扱いだと考えてもいいでしょう。
つまり何らかの理由で従業員を解雇する事態になりえないと内定取り消しをする事はほぼありません。
ではどのような理由が違法ではないといえるのでしょうか?
- 世界経済の影響によって、採用時点では予測できない経営状態の悪化になったため採用を断念した。
- コロナショックの影響により、採用時点では黒字方向だったが赤字になってしまう可能性があり、人件費を削減する必要があるため内定取り消しをした。
以上のような場合には「不当な内定取り消し」つまり違法とはいえず、内定取り消しを受け入れるしかありません。
なぜなら「予測する事ができなかった事態」のためです。
同様に「卒業見込み」として内定をもらっている場合、卒業できなかった場合には違法ではなく正当な内定取り消しとなります。
逆に「飲酒運転をした」「万引きをした」などの理由で内定取り消しをもらった場合には、「違法な内定取り消し」として訴える事もできるでしょう。
ただし内定先の仕事に大きな影響が出るのであれば内定取り消しも仕方ないものだと思います。
特に就職先が上場企業の場合には、内定後の事故や事件が内定取り消しに大きく影響する可能性があります。
ただ裁判は1か月2か月程度かかるものなので、訴えるよりも人によっては別の会社を探すという方法が利口かも知れません。
内定取り消しの理由として多いものとは?

内定取り消しを受けた人も少なくはないと思いますが、どのような理由で内定取り消しされる場合が多いのでしょうか?
順番に見ていきましょう。
インターネットに書きこんだ情報を見られた
いくつか調べてみると、2020年現在で増えているのが「SNS」による内定取り消しだと言われています。
私達は常に自分の「SNSを誰かに見られている」といってもいいでしょう。
もしも採用の内定をもらった会社があなたのフェイスブックやツイッターを見ているとすればどうでしょう?
相手は企業です、あなたのSNSを探そうと思えばどれだけでも探せます。
もしもそこに内定先の悪口を書いた場合はどうでしょうか?
責任はあなたにありますので、違法ではない内定取り消しをもらうかも知れません。
もしも内定をもらっている人はSNSの取り扱いには気を付けたほうが無難ですね。
履歴書に事実ではない事を書いていた
内定をもらった後に履歴書に事実ではない事を書いていたとしましょう。
履歴書の偽造は犯罪になり、内定取り消しにする理由となります。
住所や電話番号に嘘を書いている事も良くない事ですが、何より資格欄に事実と異なる事を書いている場合には「悪質」となりますので注意しましょう。
ただ持っていない資格を書いていたとしても、仕事をする上で利用するのであれば「ばれます」のでしない方が無難だと私は思います。
大きな事故や大きな病気になってしまった
内定をもらっている間に出社するのも難しい状態になってしまった場合には、内定取り消しをもらう可能性があります。
例えば運送業に内定をもらっているのに、スピード違反で免停をもらった場合はどうでしょう?
ちょっと運送業には不向きだと思いませんか?
内定取り消しがメールで来るのは普通なのか?

内定辞退と異なり、内定取り消しの場合にはメールで来ることも少なくありません。
同様に封書で送られてくることもありますが、確認が取れないのでその後で電話があることがほとんどです。
どうしても内定先の企業が「上」に立っているので、必ずしも電話で来るとは限りません。
しかし重要な事なので、内定取り消しをメールで送るという会社には私はまだ出会ったことはありません。
逆に内定を辞退する場合には、メールで送るのは大変失礼になりますので必ず電話で連絡するようにしましょう。
就職の内定取り消しって違法じゃないの?【まとめ】
ここまで就職の内定取り消しが違法ではないのかという事について解説してきました。
コロナショックまではほぼなかった内定取り消しですが、世界経済にかかるものなので仕方ないと考えるしかないかも知れません。
何よりコロナによって経営が圧迫されている状態が治らない事には経済も安定しないでしょう。
それではここまでをまとめてみましょう。
- 内定取り消しは「予測できない状況」では違法ではない
- 内定取り消しの理由によっては裁判を起こす事もできる
- 内定取り消しの理由で多いものがSNS
- 内定取り消しは多くの場合電話が来る
新型コロナの影響で内定取り消しをもらった人は、違法ではないので仕方ありません。
次を探す事ができるよう願っています。「ガンバレ!」
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