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普通に購入する事で100万円を超える価格の新車に毎月1万円で乗れるなんて夢のようです!
しかも車検代も税金も払わなくていいならもちろん安いに決まっているじゃないか!
何ていいシステムなんだ!と思っているあなた!
もちろんいい事ばかりではないのが当たり前です。
この記事では、新車をカーリースする場合のメリットとデメリットについて解説しています。
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新車をカーリースする場合のメリットとデメリットとは?

軽自動車の新車をカーリースで毎月1万円で借りたとします。
2020年現在であれば、軽自動車の新車は150万円から200万円という高価格になっています。
毎月1万円でローンは10年払いでも苦しいでしょう・・・。
一見するとカーリース(毎月1万円)の方がとってもお得に見えます・・・。
まずは新車をカーリースした場合のメリットから見ていきましょう。
※私がカーリースをしている店舗に聞いて書いた記事で、もしかすると例外もあるかもです。
- 毎月〇万円を支払うだけで新車に乗れる
- オイル交換や税金代、車検代は考えなくていい
- 毎月の支払いがローンよりも安くなる場合が多い
これだけ見るととてもいいように見えます。
しかし新車をカーリースした場合のデメリットを見てみましょう。
- 毎月〇万円の他に毎月支払わないといけないお金がある
- 最初に何年乗るか決めないといけない
- 新車を購入したほうが結果的に得をする
- 事故したりぶつけた場合に結果的に大きな出費になる
これだけでは理解できないと思います。
ここからは新車のカーリースをした場合のメリットとデメリットについて詳しく解説していきます。
新車カーリースのメリットを詳しく解説!

最初にカーリースの仕組みについて解説しておきます。
カーリースは「借りる」という事になるのはわかりますよね?
例として「ダイハツココア」の新車価格が乗り出し価格160万円かかるとしましょう。
新車をカーリースする場合、期間というものを最初に設定します。
(仮に「5」年とします)
5年後の査定額(下取り価格)が100万円となっている場合、実際は60万円で借りる形になります。
最初から「5年後の査定額の100万円」をひいておくシステムです。
これを残価設定型と呼びます。
購入者は60万円を5年間1万円ずつ支払うことになります。
上記の仕組みを理解してもらったうえで、お話しします。
オイル交換代や車検代も含めて「毎月1万円」の支払いでいいので家計としては楽になります。
メリット終わり(´・ω・`)
他のメリットはありません・・・。
意外と多い新車カーリースのデメリットとは?

新車をカーリースする場合のデメリットを上げます。
メリットよりもデメリットの方が多いカーリースなので1つずつ説明していきます。
最初に乗る年数とキロ数を決める必要がある
最初の契約の段階で何年のリース契約をするか、走行距離をどの程度にするか決める必要があります。
もちろんリース年数が長いほど毎月の支払いは安くなります。
走行距離に関しては平均1か月あたり2000キロを目安として決めなければなりません。
年間の走行距離が指定したキロ数を超えている場合は、リース解除の際に追加料金が発生するケースが多いです。
最初に設定した走行距離を超えるという事は「最初の残価設定より車の価値が安くなる」という事なので、支払いが発生する事になります。
私が確認したところでは「1キロ8~10円」で追加料金を請求するとのことでした。
つまり「好きなようにどこへでも乗って行くことはできません」
【重要】毎月〇万円の他にボーナス月に追加支払いがある
よくのぼり旗の「毎月コミコミ〇万円」というのを目にしますが、実際には「ボーナス月に〇万円追加」という契約がほとんどです。
ボーナス月の支払いがない場合もありますが毎月の支払いが多くなります。
とても安いという印象を受けますが、契約書類をよく確認しておかないと余計な出費がでるハメに・・・。
結果的には買った方が安くなる?
毎月の支払いが定額になることはとても家計には助かります。
しかし既定の年数を超えた場合に「買い取る」「継続リース」「手放す」のどれかをする必要があります。
買い取る場合には追加で残価を支払う。
継続リースの場合はこれまでと同じように毎月支払う。
手放す場合は支払いは発生しませんが、他の車を手に入れる必要がある。
新車カーリースを行っている会社も損はしないように最初に価格を設定しています。
結果的にこちらに戻るお金はないので買う時より支払額が多くなります。
ぶつけたり事故をした時は結果支払い額は多くなる?
例えば新車カーリースしたとします。
ぶつけたり傷が入っってしまう事で「最初の残価設定より車の価値が安くなる」ことは間違いありません。
つまり規定の年数載った後に「支払いが発生する」ということです。
もちろん事故をした場合も同様ですが、問題は10対0の追突された時の場合・・・。
当然相手が修理はしてくれますが、リース解約時には追加の支払いが・・・。
とても気を使って乗る必要がある車と言ってもいいでしょう・・・。
新車カーリースのメンテナンスはどこまで?
私が確認したところによると「消耗品」以外はメンテナンスに含まれるようです。
車本体の故障やオイル交換、タイヤ(回数制限あり)などが含まれるようです。
ライトが切れた場合には自己負担、毎年タイヤを変える人は自己負担の可能性が高いです。
あとはブレーキパッド交換や故意に故障させた場合ももちろん自己負担になります。
メンテナンスの目安金額はいくら?
メンテナンスの目安の金額を紹介しておきます。
- オイル交換4000円程度
- タイヤ交換5万円程度
- バッテリー交換5000円程度
- 車検代6万円程度
- 合計で12万円程度
- オイル交換6000円程度
- タイヤ交換8万円程度
- バッテリー交換8000円程度
- 車検代8~10万円程度
- 合計で20万円程度
メンテナンスをざっくり解説しましたが毎月〇万円とどっちが得ですか?
カーリースのメリットとデメリット【まとめ】
ここまで新車をカーリースした場合のメリットとデメリットについて紹介してきました。
新車を購入する場合もどちらもメリットデメリットがあるような気がします。
しかし気を使わず乗ることができるのは新車を購入するほうだと思いませんか?
例えば人から借りた車・・・を運転できる人はカーリースでもいいと思います。
私の場合はとても「人の車」は運転なんてできません。
結果的に出費が多いのは「新車カーリース」の方です。
目先だけ考えると新車カーリースが毎月の出費が安く済みそうですが実は最終的に多いです。
美味い話には裏があるとはこのことを言うのかも知れませんね・・・。
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