花粉症の薬はいつから飲み始めれば、症状が軽くなるのか気になりませんか?
結論から言うと、ピーク前の10月と2月が予防に最適なタイミングです。
重症化してから薬を飲むと、症状が治まるまでに時間がかかります。
タイミングが重要!
〇この記事でわかること〇
● 薬はいつから飲むべきか
● 早く飲むと症状が楽になる
● 薬は耳鼻科でもらうのか
以下についてもまとめていますので、ぜひ読んでみてくださいね。
● 花粉症の薬と眠気の関係について
● 花粉症の薬とお酒の関係について
ページコンテンツ
花粉症の薬はいつから飲むといいのか?

花粉症のピークは基本的に花粉が飛ぶ季節になります。
花粉が飛ぶ季節のピークと言うと11月と3月がピークです。
なぜピークが2つあるのかというと、秋と春それぞれの花粉症があるからです。
と・・・いう事は予防措置をするタイミングは10月と2月になり、その期間に病院へ行くと薬を処方してもらうことができます。
初めて花粉症になったという人以外はいつ自分に花粉症の症状が出るかという事も知っていると思いますので、あくまでも目安程度として考えておいてください。
眼科にしても耳鼻咽喉科にしてももらった時点から薬を飲んで対策をしておくことで症状を軽く抑える事が可能です。
花粉症予防のために早く耳鼻科に行った場合は「塩酸セレギリン」などアレルギー自体を抑える薬をもらう事ができます。
確かにまだ症状としては全く出ていないですが、予防の観点からそれに見合った薬を処方してもらうことができます。
比較的効果が弱い薬をもらう事ができますが、予防する事を考えると十分だと思います。
↓初めて花粉症にかかった人向けの記事です。
花粉症の薬は耳鼻科でもらえる?

花粉症の薬は、耳鼻科でもらうことができます。
他にも『アレルギー科』『眼科』『耳鼻科(耳鼻咽喉科)』『内科』で、もらうことができます。
花粉症かどうかの診断で代表的なのは、血液検査です。
花粉症かどうかわからなくて不安な場合は、血液検査を先にしてもらいましょう。
自己判断で、花粉症の薬を先に飲むことは控えてください。
花粉症であることがわかったら、症状に応じた診療科を選ぶようにしてくださいね。
アレルギー科
アレルギー疾患を専門としています。
眼科、耳鼻咽喉科、内科で症状が改善しない、あるいは、重症なときはアレルギー科へ相談してください。
眼科
充血、目のかゆみ、涙が出るなどの症状が顕著な場合は、眼科を第一候補にしてください。
市販の目薬よりも、効果が高い目薬を処方してくれます。
耳鼻科(耳鼻咽喉科)
鼻、喉、耳を専門的に診ています。
鼻の中、喉の奥を詳しく検査してくれるのは、耳鼻科(耳鼻咽喉科)だけです。
くしゃみ、鼻水、鼻づまりのような鼻炎症状が顕著なときは、耳鼻科(耳鼻咽喉科)へ行きましょう。
内科
手術のような外科的治療が必要ない病気のほとんどを診ています。
お世話になっている方も多いのではないでしょうか。
花粉症の検査、治療をしている人が多いです。
花粉症は守備範囲内ではありますが、病院によっては花粉症は対応不可にしている可能性があります。
事前に確認をしてくださいね。
花粉症は何科に行くと一番いいのか
鼻の中、喉の奥を詳しく検査してくれるのは、耳鼻科(耳鼻咽喉科)のみ。
眼科や内科でも花粉症の診断をしてくれますが、患者の問診で総合的に判断しています。
根本的に治したい!とお考えなら、耳鼻科(耳鼻咽喉科)に真っ先に相談すると良いでしょう。
上記の4つの診療科で相談しても、なかなか症状が改善しないときがまれにあります。
もしかしたら、花粉症ではないかもしれません。
違う病気が隠れている可能性が高いです。
「当てはまる。」
「怖いな…。」
と思うかもしれませんが、心配しすぎないでくださいね。
不安なときは、セカンドオピニオンを利用し、他の病院で受診するようにしてください。
希望する病院があればいいですが、ない場合は大学病院など規模の大きい病院を紹介されるかもしれません。
花粉症の薬の飲み始めは?【2022】

ニュースで花粉の飛散開始時期を確認してから、飲み始めるようにしてください。
理由は2つ。
● 地域によって花粉の飛散開始時期が違うから
● 症状が出る前かに飲めば症状が軽く済むから
一般的な花粉飛散開始時期は、バレンタインデー前後の2月10日~中頃。
ビークは、3月上旬です。
お住まいの地域に合わせて飲まないと、ピークの真っただ中に飲まないといけなくなってしまいます。
ピーク期に飲む事が、いけないわけではありません。
症状改善までに時間がかかってしまうことが、問題です。
1月の中旬を過ぎたら、かかりつけ医や専門医に相談してくださいね。
花粉症は、症状が出る前から治療を始めることが認められています。
早期に治療開始すると、重症化を抑えて、はやめに花粉症の症状から解放されます。
花粉症の薬と眠気の関係は?

花粉症の薬と眠気には、密接な関係があります。
花粉症の薬は、抗ヒスタミン薬とも言われています。
抗ヒスタミンは、ヒスタミンがヒスタミン受容体と結合することを防ぎます。
ヒスタミンとヒスタミン受容体が結合することで、アレルギー症状を改善する。
ヒスタミン受容体には、脳の働きを活発にさせる作用もあります。
ヒスタミン受容体が減少するということは、つまり、脳の働きが低下するということ。
集中力が低下しますので、眠気の原因に。
花粉症の薬を飲み始めて数日は、眠気が現れます。
これは、血中濃度が急激に高まるからです。
花粉症の薬を飲み続けると、血中の薬の濃度が一定になるので、眠気は次第に感じなくなります。
最近では、眠くなりにくい成分配合の薬がありますので、専門医や薬剤師に聞いてみてくださいね。
花粉症の薬とお酒の関係は?

お酒に含まれるアルコールには、中枢神経抑制作用があります。
アレルギー性鼻炎の薬にも中枢神経抑制作用があるため、お酒で花粉症の薬を飲むと抑制作用が強くなってしまいます。
その結果、現れる副作用は主に以下の2つ。
● 強い眠気
● 呼吸困難
肝臓には、解毒作用があることは有名ですよね。
そんな肝臓ですが、解毒するのに優先順位をつけていることをご存じでしょうか?
実は、薬の代謝よりも、アルコールの解毒を優先させています。
薬の効果を十分に低下させることができないため、中毒症状を起こすリスクが高いです。
花粉症の薬とお酒に関係があることがおわかりいただけたことでしょう。
絶対に、花粉症の薬をお酒で飲んではいけません。
早く花粉症の薬を飲んでいると楽になる?

花粉症の薬を早く飲んでいる場合には、花粉が多くなった時に症状が軽くなります。
個人差はありますが、大抵の人については花粉のアレルギーが出てからでる症状よりも全然楽になります。
私の場合は目が圧倒的にかゆくなるので、花粉が出る3月よりも前に眼科へ行きます(だいたい2月頭頃)。
その時に市販薬では売られていないかゆみ止め目薬「リボスチン」と「フルメトロン」を処方してもらいます。
フルメトロンについてはステロイド系の目薬なので炎症を抑える効果が強く、花粉が多くなっても少しかゆいくらいです。
おそらくあらかじめ炎症を抑えているので、アレルギー結膜炎の症状がひどく出ないためでしょう。
毎年花粉症で悩んでいる人は少しでも早く病院に行って薬をもらう事をおすすめします。
花粉症の薬はいつから飲んだ方がいい?早く飲むと症状は軽くなる?【まとめ】
ここまで花粉症の薬をいつから飲んだ方がいいのかについて解説してきました。
実は意外と花粉症の症状がでてから病院に行く人が多いんです。
花粉症の薬を早く飲んでも症状は変わらないと思われていますが、実は大きな効果があります。
長い目で見た場合にはつらい思いをするより、少しでも楽になっていた方がいいと思います。
コメントを残す