「そうだ。明日の月曜日、床屋に行こう!」
と思ったら、床屋が休みだったという経験はありませんか?
戦後の名残から、床屋は月曜日を休みにしています。
2021年の最新情報を、お伝えしますよ。
この記事では、毎週月曜日や火曜日に床屋が休みになる理由について解説しています。
〇この記事でわかること〇
● なぜ毎週月曜日が休みなのか
● 月・火曜日が休みの理由
● 毎週日曜日が休みでない理由
以下についても、まとめています。
● 協会に入っている床屋と個人経営の床屋の違い
● 【2021】組合に入っている床屋の休みは何曜日?
● 【2021冬~2022】床屋の休みは何曜日?
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多くの床屋が毎週月曜日休みの理由とは?

床屋には個人で経営している床屋と全国理髪店協会に入っている床屋があります。
全国理髪店協会とは正式名称を「全国理容生活衛生同業組合連合会」と呼び、いわゆる「高価な床屋」と「安い床屋」の違いとなります。
個人経営をしている床屋の場合には、定休日は自分の店で決めていますがほとんど月曜日が多くなっています。
全国理髪店協会に入っている店舗の場合は間違いなく月曜は定休となります。
美容室に関しても、関西では月曜日の定休が多いのに対し、関東では火曜日を定休にしている店舗が多いです。
第2.3火曜日も定休日となりますので、協会に入っている床屋は月に6回休みという事になります。
それではどのような理由から定休日が決まっていったのかを見ていきましょう。
床屋の休みが月曜日の理由➀掻きいれ時の翌日

土曜日と日曜日はどうしてもお客さんの入り方が多いので、月曜日を定休日にしているという話があります。
しかし2017年からは1年の内に連休が多くなったので、月曜日が祝日になることもしばしばありますよね。
しかしそれでも月曜日は定休日のまま・・・。
定休日が祝日に重なるにもかかわらず月曜日が相変わらず休みという事から、いまいち定休日の理由としては信ぴょう性にかけると私は思います。
床屋の休みが月曜日の理由➁戦後の電気が足りなかった時の名残

第二次世界大戦に日本が敗北した後に、電気がもちろん足りなくなりました。
その余波を受けて「電休日」というものが設けられ、2019年現在で言う「計画停電」と同じ状態になりました。
2019年の今でこそ数時間の計画停電で済んでいますが、戦後は月曜日の24時間など長期にわたる停電が実施されました。
状況が悪化してきた時には第2.3火曜日まで1日中停電にしていたことから、2019年現在も第2.3火曜日は休みになっています。
電気も来ていないのに床屋を営業する事ができるはずがありません。
その名残が50年以上も続いているのですね。
協会に入っている床屋と個人経営の床屋の違いとは?

個人経営の床屋の定休日に関してはほとんど協会の床屋と変わりはないように思います。
ただ協会に入っていないので定休日の縛りというものはありません。
そのため店舗によっては月曜も営業をしている店舗があります。
更に料金も1000円以下から決める事ができるため、協会に入っている床屋よりも安価で提示する事ができます。
一方の協会に入っている床屋に関しては、競争ができないように最低価格が決められています。
もちろん床屋代を1000円などで提示する事はできず、3000円や4000円が標準価格となっています。
しかしそれではなぜ全国理容協会に入るのかという疑問がわいてきます。
- 協会から経営についてのサポートが受けられる
- 万が一事故が起こった時に保険が適用される
- 低金利で融資が受けられる
- 知識や技術の向上のためのセミナーが受けられる
- 開業するときのサポートが万全
- 「腕は確か」というハンコを押されたのと同じ
理容協会に入っている以上は定休日を自分で変更する事はできません。
床屋の代金に関しても自分の店で上下する事はできず非組合員の床屋と比べても高価になってしまいます。
ただ技術などのセミナーも受けていることもあり、確かに上手です。
激安床屋はどうしても数が必要なため雑になりがちです。
床屋のはさみ1本でも20万円程度するため、数をこなさないとどうしても経営が成り立ちません。
どちらの床屋に行くかは本人の考え次第で、たかが「髪の毛」ですが技術料にいくら払うのかという問題ですね。
組合に入っている床屋の休みは何曜日?【2021】
理髪店協会入っている床屋の休みは2021年5月以降はどうなっているのでしょうか?
2021年のゴールデンウィーク以降は決まった曜日になっていますので、見ておきましょう。
- 毎週月曜日
- 第2.3火曜日(毎月12日前後、20日前後)
- 12月26日以降(予定)
床屋の休みは何曜日?【2021冬~2022】

床屋には個人経営と全国理髪店協会に入っているところがあることがわかりましたね。
個人経営の床屋は、個人なので休みを好きなように決められるのが特徴です。
ですが、ほとんどの個人経営の床屋さんで月曜日休みが多いようです。
一方で全国理髪店協会に入っている床屋では、一律で休みが決められています。
それでは、2021年の冬から2022年にかけての休みはどのようになっているのでしょうか?
まとめるとこのような休みになっています。
- 毎週月曜日
- 第2・3火曜日
- 12月26日から大みそかまでは無休
- お正月は1日から4連休
全国理髪店協会に入っているからと言って、必ずしもこのような休みになっているとは限りません。
突発的に臨時休業などの可能性もありますよね。
床屋さんに行くときには、事前にお店に確認することをおすすめします。
床屋が月曜日と火曜日が休みの理由
月曜日だけでなく、火曜日も休みになった理由は第2次世界大戦前後までさかのぼります。
第2次世界大戦前後は、前にも書いていますが日本の電力が少なく休電日というものが設けられていました。
毎週月曜日は、電気を使ってはならないという日だったのです。
現代で言う計画停電のようなものでしょうか。
その当時電気パーマが大流行していたということもあり、床屋では多くの電力を必要としていました。
電気が必要な仕事なのに、休電日に仕事ができるでしょうか?
出来ないですよね。
だから床屋では毎週月曜日は定休日にしようということになったわけです。
全国的に休電日は月曜日でしたが、関東地域では火曜日だったそうです。
その名残で月曜日と火曜日が今でも休みである理由だと言われています。
個人的に昔のことだからもう変えてしまっても良いのではないかと思いました。
しかし、パーマ液など関連する会社も床屋に合わせて休みにしているところが多いそうです。
昔の流れを今から変えるのは、そう簡単にはいかないということですね。
床屋の休みが毎週日曜日ではない理由とは?

仕事の休みと言えば日曜日ですよね。
でも床屋の休みは、月曜日と火曜日になっています。
なぜ日曜日が休みではないのでしょうか?
それは、床屋にとって日曜日は一番の稼ぎ時だからです。
あなたが床屋に行こうと思う時はどんな時ですか?
きっと多くの方が休みの日と答えるでしょう。
サラリーマンや公務員、学生など、多くの人が日曜日は休みだと思います。
そんな多くのお客さんが来ると予想できる日曜日にお店を休みにしてしまっては稼ぐことができません。
このことから、床屋は日曜日も営業しているのです。
休みである月曜日が祝日だった場合でも営業しているのかというと、そういうわけではないようです。
祝日でも平日でも、月曜日は必ず休みとしています。
祝日なのに休みというのは利用者側からすると残念なことかもしれません。
ですが定休日が固定されているというのは、私的にはわかりやすくて良いと思います。
床屋が月曜日を定休日としている理由【まとめ】
ここまでどうして床屋が月曜日休みになっているのかについて紹介してきました。
今から50年以上前のことがずっと守られてきている事には驚きでしたね。
2019年現在では激安床屋が進出してきて、協会に入っている床屋が少なくなってきたようにも思います。
それでは最後にまとめて終わります。
- 日曜日の翌日だから月曜日が定休日
- 戦後に月曜日が「電休日」(停電する日)として定められた名残
- 理容協会に入っているため月曜日は定休日
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