「ガスボンベのガス抜きって爆発しそうでコワイ」
「ガス抜きをしてもいい場所を教えて!」
というあなたの声に、お答えします。
対処法を間違えてしまったために、爆発してしまったというニュースを見たことがあります。
なので、正しい知識を持ってガス抜きをしましょう。
この記事では、簡単なガスボンベのガス抜き方法や場所について解説しています。
〇この記事でわかること〇
● 簡単なガス抜き方法 2選
● ガス抜き場所 オススメ4か所
● 水の中でもガス抜きができるのか
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鍋に使うガスボンベのガス抜きの簡単なやり方とは?

「爆発するかもと思っている人」や「ガスボンベのガス抜きが怖い」と思っている人は、まずは中身を全部使いきってください。
ガスボンベ内に多少ガスが残っていてもガス抜きすることは可能です。
そもそもガス抜きはなぜ必要なのかご存知ですか?
ガス抜きの意味や安心してガス抜きできる方法について解説していきます。
ガスボンベのガスの抜きのやり方!
使い切った後に次の2つの方法で、火の気がない屋外でガス抜きを試してみてください。
- コンクリートなどの地面にガスボンベの先を押し付ける
- ガス抜きキャップを使う
ガス抜きキャップとは、ガスボンベのガス抜きできるような構造になっているガスボンベ付属のキャップのことです。
ガスボンベのボタンと呼ばれる小さなキャップを取り外すと小さな突起が残ります。
小さな突起を付属キャップの小さな穴に差し込みます。
すると「シュー」と鳴りながらガスが抜けていきます。
1度に多量のガスも抜けないので安心安全です。
最近ではガスボンベのフタが、ガス抜きキャップ代わりになっているものが多いです。
上記の2つの方法はとても簡単な上に安全にガス抜きができます。
ガスが多量に出る事もなく、安心してガス抜きをする事ができます。
もしもガスがまだ充分に入っているガスボンベのガス抜きをする場合には、上記の方法で少量ずつガスを抜かないと危険です。
他にも、中身がほとんど空の状態のガスボンベを高枝ばさみで遠くからチョキン!
とする方法もあります。
たぶん何回かころころと転がっていくと思います(笑)
初めだけ「シュッ」と音がして怖い思いをしますが、ガスボンベのガス抜きは完了です。
もし中身が大量に入っているとかなり出ますが、周りに火気がない限りは爆発しませんので大丈夫です。
付属のガス抜きキャップがない場合、100均などで売ってあるガス抜き器具を使ってガス抜きしましょう。
ワンプッシュでガス抜きできる物や踏むだけでガス抜きができる物だと安心して使えます。
ガスボンベのガス抜きをする意味とは?
ガス抜きとは、ガスによる爆発を未然に防ぐために容器内にあるガスを取り除くことです。
ガスボンベの中には「液化ブタン」という液体が入っており、ガス抜きの時は気体になります。
液化ブタンが気体になった時、爆発性はないですが引火性はある物質です。
液化ブタンの温度が高くなりすぎると、缶が破裂します(例:缶ごと燃やすなど)
ガス抜きをする場所はどこがいい?

ガス抜きをする際には、必ず家の外で行うようにしましょう!
- 家の庭
- 玄関先の道路
- ベランダ
- 風通しの良い場所
以上のような、火の気がない場所でガス抜きを行うようにしましょう。
道路など広い場所であれば風通しも良いですし、コンクリートを使用してガス抜きを行うことも可能なのでおすすめの場所です。
マンションなどにお住まいの方は、部屋に繋がる窓を閉めればベランダでも良いと思います。
一つ注意してほしいのは、必ず風上に立つということです。
風下に立ってしまうとガスが自分のほうに流れてきてしまい危険です。
ですので、可能な限り風上に立つようにしてくださいね。
- 密閉した場所
- シンクの中
- 駐車場
このような場所が挙げられます。
ガスボンベ使われているガスは、主にブタンガスです。
ブタンガスは空気よりも重たいという性質を持っています。
そのため、より下へ下へとガスが溜まっていくことになります。
密閉した場所や、シンクの中でガス抜きを行ってしまうとガスがたまってしまい危険です。
また、駐車場は外だし広いからガス抜きする場所にぴったりだと思っている方もいるでしょう。
しかし、近くに車がある環境は引火の可能性があり危険です。
外だからと言って安心せず、車がない環境かどうかを確認してからガス抜きを行ってくださいね。
ガスボンベのガス抜きはできるならベランダなどの屋外で!
ガス自体は人体にも有害ですので、くれぐれも屋外で風通しがいい時に行いましょう。
わざわざ屋外に行くのが面倒と言う方は、ベランダが最適です。
部屋の中では絶対にガス抜きしないでください。
換気扇を回せば大丈夫と思うかもしれませんが、ガスは空気より重いため換気扇を回したとしても部屋内に溜まります。
溜まって何かの拍子で引火することもあるため風通しの良い屋外で行ってください。
ガス抜きが怖い!けど爆発することはない?

ガス抜きをする際に心配になってしまうことと言えば、爆発してしまうのではないかということですよね?
結論から言いますと、ガス抜きをすること自体は爆発することはありません。
しかし、あくまでも周りの環境に火の気がないことが前提になります。
ガスを空気中に出しているわけですから、少しでも火の気があると引火します。
屋内でガス抜きをしてしまうと冬場は静電気も起きやすく、どこで引火するかはわかりません。
ただ、ガスボンベを使った後のガス抜き程度の量のガスであれば、大きな爆発をすることはないでしょう。
火の気のない、風通しの良い屋外で行っていればなおさら心配はいりません。
ですがガスボンベに大量のガスが残っている場合には、それだけ爆発する力を持っているわけですから一度にガス抜きをするのは危険ですね。
ガス抜きをする日を分けるなど、少しずつガス抜きをすると安心です。
時間はかかってしまいますが一番安全なガス抜き方法だと思います。
ガス抜きは水の中でもできる?

火の気のない場所と言えば、水の中を想像する方もいるのではないでしょうか?
ガス抜きを水の中でできたら、なんだか安全のような気がしますよね。
ですが、残念ながらガス抜きを水の中ですることは出来ません。
なぜなら、ガスボンベに使われているブタンガスは水よりも軽い性質を持っているからです。
また、ブタンガスは水に溶けるということはありません。
ここであなたに質問です。
あなたは、お風呂に入っておならをした経験はありませんか?
おならはお風呂の水に溶けずに、水の外に浮いてきてしまうのではないでしょうか。
それと同じように、ガスボンベを水の中でガス抜きをしてもガスが浮いてきてしまいます。
つまり結果的に水の外でやっていることと同じなわけです。
水の中でガス抜きをすれば安全だと思って、お風呂場など屋内でガス抜きをするのは逆に危険です。
水があれば火の気がないというのは間違いですので気を付けてください。
ガス抜きは水の中ではできませんので、必ず風通しの良い屋外で行うようにしてくださいね。
ガスボンベのガス抜きはなぜ冷たくなる?
通常ガスボンベ内のブタンはもともと液体で、ガスを使っていくと液体が減っていきます。
液体が減るとボンベ内の圧力が下がっていきます。
圧力を保つために液体が気体になります。
気体になるために気化熱という熱エネルギーが必要です。
周りの熱を奪って気体となるためボンベ自体の温度が下がっていきます。
ガスを抜いている時に外側が冷たくなるのは、気化熱が発生して周囲の熱を奪っているからです。
ガスボンベのガス抜きが怖い!簡単にできるガス抜き方法【まとめ】
ここまでガスボンベの簡単なガス抜き方法について解説してきました。
ガス抜きとは、ガスによる爆発を未然に防ぐために容器内にあるガスを取り除くことです。
ガスボンベのガス抜きが怖い人が最も簡単にできる方法とは
- 火の気がない屋外で、地面にガスボンベの先を押し付ける
- ガス抜きキャップを使う
上記2つが最も簡単にガス抜きをできる方法です。
ガス抜きキャップがない場合は、100均などで売ってあるガス抜き器具を使ってガス抜きしましょう。
ガス抜きは必ず風通しの良い屋外で行ってください。
正しい方法で正しい場所でガス抜きをしていればガスボンベが爆発することはありません。
ガス抜きせずにゴミとして捨ててしまうと破裂して引火する恐れがあります。
くれぐれもガスを抜かないままごみに捨てるのはやめましょうね。
ガス抜きした時にガスボンベが冷たくなるのは気化熱で熱が奪われるためですから危険ではありません。
ガスボンベのガス抜きのやり方がわかれば明日から毎日お鍋をしても大丈夫ですね!
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