2019年に入ってからというもの、高齢者の踏み間違いによる交通事故が目につくようになりました。
以前も間違いなく発生していた事故ですが、目に付くだけではなかったのでは?と思います。
アクセルとブレーキを踏み間違えて、大事な人を失う事故など今でも後を絶ちません。
後付け踏み間違い防止装置は、高齢者が運転する車には是非つけたい装置の1つです。
今回は後付けの踏み間違い防止装置に補助金が出ることについて解説していきます。
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後付け踏み間違い防止装置に国から補助金が出る?

2020年1月15日現在はまだ国からの補助金制度は確立しておりません。
現状でわかっている事を書いていきます。
【追記】————————
3月27日の新年度予算案の閣議決定を受けて、国からも後付け踏み間違い防止装置に補助金が出るようになりました。
年齢は令和2年度に65歳以上となる人が対象ですので、現時点で65歳以上であれば申請する事ができます。
ただ全ての後付け装置ではなく、決められている装置となります。
オートバックスで販売している「ペダルの見張り番」も対象になっていますね。
- 障害物を検知してくれる装置は4万円の補助
- 障害物を検知せず踏み間違いだけの警告装置は2万円の補助
となっています。
どういった後付け踏み間違い防止装置が対象なのか?⇒こちら
必要書類に関しては、取り付けをする店舗で用意されているようですので事前に確認して下さいね。
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徐々に各自治体から「後付け」踏み間違い防止に補助金を出す動きが広がっています。
12月からすると補助金を出す自治体の数も増え始めています。
1月21日に通常国会が開かれたので、この国会が閉会した後を目途に大幅に更新します。
2月15日時点では集中審議が行われており、衆議院を通過した後に金額がはっきりとわかりますのでもうすぐだと思われます。
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2019年夏ごろまでは、自動ブレーキを搭載した新車や中古車を購入する場合のみ補助金が出ていました。
2019年の夏以降は各地方の自治体によって後付けの踏み間違い防止装置に補助制度を設けており、金額によってもばらつきがあるのが現状です。
カー用品販売店では踏み間違い防止のアイテムが販売されていますが、どれも数万円の価格帯で補助金なしでは取り付けられない価格となっています。
オートバックスで販売されている「ペダルの見張り番」に関しては、税込み33000円と高価になっており、工賃に関しては30000円が相場とのこと。
つまり商品代と工賃の合計が73000円・・・(+_+)
どんな安いところでも7万~8万は見ておく必要があります。
ダイハツの踏み間違い防止システムに関しても商品代が税込みで35000円程度と非常に高価になっています。
自治体の補助金と重ねて補助金申請ができるようにするという事です。
国からも後付けの踏み間違い防止の補助金が出るようになれば、数千円程度で後付けの踏み間違い防止装置が付けられることになり、踏み間違いによる事故も減ることでしょう。
2020年に入ると内容が明確化してくると思いますので、再度追記していきます。
各自治体の踏み間違い防止装置の補助金は?

各自治体から後付け踏み間違い防止に関する補助金が出ていますが、この項目では各県から出ている補助金について解説します。
どの自治体も65歳や70歳以上が対象で、市役所などで申請書を提出する必要があります。
東京都
東京都の後付け踏み間違い防止装置補助金は全国的にも有名で、実質の負担額が価格の1割という破格になっています。
おそらく国が補助金を出し始めると、9割負担はなくなるでしょう。
補助金の限度額は一応10万円となっていますが、よほど高価な商品を付けない限りは大丈夫でしょう。
※豊島区に限っては、残りの1割にも補助金を出しているようです。
東京都で補助金を受けるにはいくつか条件がありますが、どれもさほど難しい条件ではありません。
- 令和元年度中に70歳以上になる
- 自家用車である
- 東京都内に住民登録がある
この中の1つでもかけている場合には補助金の申請はできません。
東京都外から車を持っていって取り付けてもらおうとしても、補助金はおりないという話ですね。
神奈川県
神奈川県の横須賀市でも後付け踏み間違い防止装置に補助金が給付されます。
年齢制限がなく誰でも取り付ける事で補助金を申請できます。
最大で16000円の補助があり、他の県と大きく違う点があります。
取り付ける事業者が申請する事ができ、使用者本人がわざわざ市役所まで足を運ぶ必要がありません。
福井県
福井県に関しても同様の後付け踏み間違い防止装置補助金が交付されます。
ただ、かかった費用の半額の補助なので、東京都には負けますね。
福井県の場合には、どのような条件があるのでしょうか?
- 福井県内に居住する65歳以上である(65歳になる方も可)
- 車検証の所有者もしくは使用者に記載されている
- 限定運転宣言書を保有している(福井県独自?)
この項目全てに該当する方が対象で、令和2年の3月31日まで申請する事ができます。
茨城県
茨城県の場合には、補助金が1万円と少ない額ですが出ます。
条件としては多くなく、満70歳以上になる人で、かつ本人名義の車になります。
本人名義という事は・・・ローンで買った車は?リースの車は?となります。
ローンやクレジットの場合は所有者は「ローン会社名義」となりますので、確認が必要です。
所有者でなく使用者が本人であれば問題ないとのことです。
群馬県
群馬県の大泉町では上限を2万円として、後付け踏み間違い防止装置にかかった費用の半額を補助する制度があります。
条件としては、税金を滞納していない満70歳以上の方となります。
後付けの踏み間違い防止装置を付けるのに8万円程度かかるので、実質は3割程度の補助でしょうか・・・。
愛知県
愛知県の豊橋市では上限を6万円として、後付け踏み間違い防止装置にかかった費用の約6割を負担する制度があります。
2020年度から開始となる制度のようです。
京都府
京都府の京丹後市では上限を3万円として、後付け踏み間違い防止装置にかかった費用の半額を補助する制度があります。
8万円かかるとすれば4万円は補助金がおりるという事ですね。
満75歳以上という条件がなかなか高い方です。
福岡県
福岡県のうきは市では、補助金が出ていましたが予算に達したため終了しています。
国からの補助金がもうすぐ出ると思いますので待ちましょう・・・。
岡山県
岡山県の美作市では上限を10万円として、後付け踏み間違い防止装置にかかった費用の6割程度を補助金として支援する制度があります。
8万円かかったとすると・・・だいたい5万年程度ですね。
宮崎県
宮崎県の新富町では上限を3万円として、後付け踏み間違い防止装置に補助金を出す制度があります。
後付け踏み間違い防止装置にかかった費用がいくらであっても3万円までしか補助金は出ません。
手だしとしては4万円から5万円ですね。
大分県
大分県の日出町では上限を2万円として、かかった費用の半額を補助する制度があります。
私が思うに2万円ではとても半額にも満たないんでないかな・・・(´・ω・`)
鳥取県
鳥取県では踏み間違い防止装置は3万円、ドライブレコーダーは3千円の補助金を出す制度があります。
ドライブレコーダーまで補助金を出してくれる県は鳥取ぐらいではないでしょうか・・・。
山梨県
山梨県の北社市では上限を2万6000円として、かかった費用の半額を補助する制度があります。
条件として1人1台限りという条件があり、車を買い替えると?出ないという話になります。
三重県
三重県の志摩市では、後付けの踏み間違い防止装置に補助金が出ます。
満70歳以上の高齢者で、1人1台限りですが上限を2万円として補助されます。
車検証の使用者が本人である事が条件となっています。
ただしリースカーでは補助が出ないため、。月々1万円などで乗っている車は対象にならない可能性があります。
熊本県(全域在住)
熊本県でも後付け踏み間違い防止の申請をする事ができます。
年齢は70歳以上の高齢者となっており、熊本県在住の方であれば誰でも申請できます。
期間は令和2年1月8日から令和2年2月29日までとなっており、3万円を上限で補助金を受ける事ができます。
予約開始は令和2年1月8日から開始です。
群馬県
群馬県の大泉町では補助金の申請をする事ができます。
上限を2万円として取り付け費用の半分の補助金を受ける事ができます。
補助金を出していない自治体はどうする?

多くの自治体が踏み間違い防止装置の補助金を出すようにしている中、まだ出していない自治体はどうなるのでしょう。
1つだけ言えることがあります。
間違いなく補助金を出すようになります!
県で1つの町が補助金を出すと、他の町に関しては不平等扱いされますよね?
県として不平等に扱うことは市民や町民の信頼に関わりますので、間違いなく補助金が出るようになります。
自動車の「踏み間違い防止」装置の後付補助金【まとめ】
ここまで各自治体の補助金に関して解説してきました。
こんなまとめで申し訳ないのです・・・
- 踏み間違い防止装置の設置には8万円程度かかる
- 補助金の対象者が65歳から70歳以上である県や町が多い
- 国から踏み間違い防止装置への補助金は2020年内には出ると推測される
おそらくまだ補助金を出していない自治体よりも先に国が動くと思います。
各自治体によって補助金にばらつきがあり、非常に不平等と言える事は間違いありません。
県や市によっての金額のばらつきをなくすため、国がもうすぐ動き始めますのでそれまで安全運転で・・・。
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