高い熱が出るインフルエンザですが、発症してしまうとダルさといい関節痛といい、たまらなくきついです。
インフルエンザの特性上、予防接種を受けていても場合によっては高熱が出てしまう事も。
そんな時に活躍するのがバファリンやロキソニンなどの解熱鎮痛剤。
実際にインフルエンザの時に、ロキソニンを飲むと個人差はありますが熱が下がるのは事実です。
でもインフルエンザにロキソニンは危険というのを知っていますか?
今回はインフルエンザの時にロキソニンを飲んで熱が下がる理由と、本当は危険な理由について解説します。
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インフルエンザの時にロキソニンを飲むと熱は下がる?

インフルエンザの型によっては高熱が出るウィルスがあり、予防接種を受けている場合には高熱は出ないにしても、人によっては微熱が出ることも・・・。
ロキソニンなどの解熱鎮痛剤は本来は「38度以上の高熱が出た場合に使うことが望ましい」とされています。
37度程度の微熱の場合には体温自体が下がりすぎる影響などから、使わないように病院では推奨されています。
(痛みなどで服用する場合は別です)
インフルエンザは高熱が出るタイプであれば、ロキソニンで熱は下がる事は間違いありません。
ただし、人によって熱が下がる幅は異なり、ほとんど下がることがない事もあります。
考えてみると、インフルエンザの高熱の原因はウィルスです。
ロキソニンをいくら飲んでもウィルス自体を抑える事はできませんので、一時的に熱が下がるだけです。
インフルエンザの時にロキソニンを飲むとどうなる?

インフルエンザの時にロキソニンを飲むと熱が下がる事は説明しました。
ロキソニンの副作用として「インフルエンザ脳症」になる可能性があります。
バファリンなどに配合されているアセチルサリチル酸などでは「ライ症候群」を発症する可能性があります。
報告では特に子供(特に5歳未満)に多く発症されるとされています。
大人の場合にはほとんど発症することはないとしても、可能性としてはあります。
私からすると、15歳未満の子供には本来こんなに強い解熱鎮痛剤は使えないのに使うかなー?という感じです。
- インフルエンザで発熱して解熱鎮痛剤を飲んだ場合に、けいれんと意識障害を起こします。
- 前兆として、タミフルを飲んだ場合と同じように異常行動が見られ、幻覚を見ることがあります。
こうやってみると可能性は低いものの怖いですよね?
インフルエンザ脳症が起こる可能性から「インフルエンザにロキソニンは禁止」とされています。
インフルエンザの時に飲める解熱鎮痛剤とは?

インフルエンザの時に飲むことができる解熱鎮痛成分は「アセトアミノフェン」という成分だけです。
病院からもらう薬では「カロナール」がアセトアミノフェン主剤の解熱鎮痛剤です。
※一昔前までは15歳未満はアセトアミノフェンしか服用できませんでした。
アセアミは熱を下げる作用こそ低いものの、抗炎症作用は強いです。
インフルエンザでどうしても熱を下げる必要がある時には成分に「アセトアミノフェン」と書かれているものを買いましょう。
アセトアミノフェンはどんな薬に入っている?
アセトアミノフェンは多くの市販の風邪薬や鎮痛剤に入っています。
アセトアミノフェン単体で使われている薬の種類は多かったような気がします。
例えば「パブロン」シリーズにはアセトアミノフェンが使われています。
- アセトアミノフェン(インフルエンザ可)
- ロキソプロフェン (ロキソニン)
- エテンザミド (風邪の時は〇)
- アセチルサリチル酸(痛みに効く)
- イブプロフェン (歯痛、生理痛に効果抜群)
- アスピリン (2019年ほとんど販売されてない)
- イソプロピルアンチピリン(2019年ほぼ店頭にはないでしょう)
インフルエンザで熱を下げる時に使うのはアセトアミノフェンのみだと覚えておきましょう。
小児用バファリンには「アセトアミノフェン」が使われています。
大人用のバファリンには「アセチルサリチル酸」が使われています(インフルに使用禁止)
病院でもらう薬にはロキソニンやカロナールがありますが、インフルエンザにはカロナールのみ使えます。
カロナールが主成分がアセトアミノフェンになります。
インフルエンザはロキソニンで熱が下がる?【まとめ】
ここまでインフルエンザの熱にロキソニンが使えるか解説してきました。
まとめて覚えておきましょう。
以上インフルエンザにロキソニンで熱が下がるのか?の記事でした。
今年は絶対インフルにかかりたくねェ~ おわり(^^)/
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