毎日の暮らしに欠かせない調味料の中に砂糖や塩があります。
料理には砂糖、コーヒーには砂糖、といったように毎日使う調味料といってもいいでしょう。
毎日何気なく使っている調味料ですが、砂糖や塩に関して賞味期限がないのはどうして?
と疑問に思ったことがありませんか?
まあ・・・もしかしたら考えたことがないかもしれません(+_+)
今回は砂糖にはどうして賞味期限がないのか?
開封後でもどれくらいの期間大丈夫なのか?について調べてみました。
目次
砂糖は開封後でも賞味期限がないの?
お店で売ってある砂糖を見てみると、必ずと言っていいほど記載されている賞味期限が書いてありませんよね?
砂糖に関してはJAS法によって加工されていない食塩と同じように「長期間品質が変化しない食品」と定められています。
つまり砂糖は賞味期限を記載する必要がない食品と定義されています。
未開封であれば、何か月経っても何年経っても、砂糖の品質は変化しないと考えていいでしょう。
一方、開封後の砂糖は年月が経つと品質は変化してしまうのか?
という疑問に関しては、
保管方法が正しければ開封後の砂糖でも年月が経っても砂糖の品質は変化しない。
と考える事ができます。
逆に間違った保管方法をしていると開封後の砂糖は数か月、数年で品質は変化してしまう
と考える事ができます。

もしかするとこういった状況になってしまうかもしれませんね。
開封後の砂糖の正しい保管方法とは?

いくら砂糖が賞味期限がない食品とはいっても正しい保管方法をしておかないと、固まるため長く使うことができません。
砂糖には水分を吸収して乾燥する際には固化(固まる)する性質があります。
そのため湿度があまりに多い場所では水分を吸収してしまうため、早く固まりやすいといえます。
逆に乾燥している場所ならいいかというと、そうではありません。固まりやすいです。
砂糖を上手に保管するには条件というものがあり、「適度な温度と適度な湿度」が条件といえます。
つまり、あまりにも乾燥している場所、例えば「冷蔵庫の中」などに開封後の砂糖を保管していると、固まる可能性は高くなります。
それではどういったところが最適な温度と湿度を保つことができるのでしょうか?

砂糖は匂い移りしやすい! 匂いが強いものの横には保管しないほうがいいよ!
開封後の砂糖を保管する場所➀台所と密閉容器

開封後の砂糖を密閉容器に保管する事によって、最適な湿度と温度を保つことができるといえます。
ほとんどの家庭では、砂糖は台所で保管すると思いますが、台所はそこまで室温が高くもなく湿度もある場所なので保管場所としては悪くありません。
ただ、開封後の砂糖を袋のまま輪ゴムで止めていたりしていると、いくら賞味期限がないとは言っても固まる恐れがあります。
100円均一でも売られていますので、必ずフタ付きの密閉容器に入れてから冷暗所で保管するようにしましょう。
開封後の砂糖を保管する場所➁冷暗所で密閉袋に入れておく
砂糖を1回開封したけどどうしてもすぐ使わない時ってありますよね?
そんな場合には、密閉袋に入れておくのも1つの方法です。
わざわざ密閉容器に入れておくのも手がかかるし場所もとる。
そんな時は密閉袋に入れてから冷暗所で保管しておきましょう!
賞味期限がない砂糖だけどどんな時が使わない方がいい?

いくら賞味期限がなくて長く使うことができる砂糖と言っても、さすがに使わない方がいい場合があります。
いろいろな場合がありますので、状況別に説明していきたいと思います。
砂糖が水分を含んで変色している場合
砂糖が水分を含んで変色してしまっている場合があります。
コーヒーを混ぜてから同じスプーンで砂糖をすくうとわかるのですが、砂糖の色が変色しますよね?
同じように、砂糖を使おうと思った時に変色している場合があります。
変色している原因がわかる場合はいいのですが、久しぶりに砂糖を使おうとした時に
未開封の状態にもかかわらず砂糖が変色
している場合があります。
原因としては、砂糖は水分を吸収しやすいため、どこかの穴から何らかの水分を吸収してしまったのでしょう。
ちょっと怪しいので使うことはやめておきましょう。
未開封の状態にもかかわらず変な匂いがする
砂糖、特に上白糖には周りの匂いを吸収しやすい性質もあります。
変なに匂いがしている場合には、使わない方が無難です。
いくら未開封の状態とはいっても、薄いビニールを通り越して匂いは近寄ってきます。
場合によっては洗剤系の匂いを吸い込んでいる場合もありますので、使わないようにしておきましょう。
砂糖に虫が侵入している
もちろん砂糖なので、アリなどの虫が侵入している場合があります。
密閉容器に入れて保存していると虫が侵入する心配はないですが、袋のままなど少しでも隙間があると虫は侵入します。
虫が侵入していた砂糖は使わない方が無難だといえます。
砂糖が固まってしまっている場合にはどうする?
固まった砂糖を元のサラサラ状態に戻す方法はいくつかあるのですが、手っ取り早い方法を紹介します。
霧吹きに水を入れて、固まった砂糖に少しだけ吹き付けるとサラサラとした砂糖になります。
もしくは固まった砂糖を入れた袋の中に「食パン」を一晩入れておくと翌日にはサラサラとなっています。
どちらの方法も簡単にできる方法なので是非試してみてください。
砂糖に賞味期限がないのはなぜ?【まとめ】
ここまで砂糖に賞味期限がない理由や、保管方法について紹介してきました。
開封後でも砂糖に賞味期限がない理由は「品質的に安定しているため」ということでしたね。
いくら賞味期限がないとはいっても、保管方法を間違えてしまうと将来的に使うことができなくなってしまいます。
固まってしまったとしても、きちんと元に戻すことができればまた使うことができ、お金の節約にもなります。
どんな食品や物でもそうですが、保管方法をきちんとしていれば長く使える、期限内であれば食べれるものがほとんどです。
あなたは物や食べ物の保管方法はきちんとできていますか?
今日料理しようとしたら砂糖がカッチカチだったワー(汗)