2017年に入ってから多くの種類の詐欺を総称して「特殊詐欺」と言われるようになりました。
2019年になっても特殊詐欺の被害が減ることはなく、多くの方が桁違いのお金を詐欺集団に奪われています。
新聞でも詐欺被害のニュースが書かれていない日が少なくなっているような気がします。
この記事では、特殊詐欺に関していろいろな観点から見てみました。
詐欺の種類にはどのような種類があるのか?
どうして人は詐欺にかかってしまうのか?
多くの人が種類を問わず特殊詐欺にかかってしまう原因などについて解説しています。
自分は大丈夫だろう!と思っているあなたにもいつ降りかかるかわからない「特殊詐欺」。
対策と原因を知ることによって被害を少しでも減らしていきましょう!
ここで1つ・・・。
美味しい話には裏がある
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なぜ人は詐欺被害にかかってしまうのか?

なぜ人は多くの被害が発生している「特殊詐欺」の被害にあってしまうのでしょうか?
架空請求はがきも少なくはなってきているものの、いまだに被害が出ないという事はありません。
私が思うには「欲」「安心感」「油断」の3つが原因だと思います。(個人の見解です)
さらには若い人で特殊詐欺の被害にあったという話は聞かないですが、高齢者に多く被害が発生しています。
なぜ詐欺の被害者に高齢者が多いのかというと的確な判断能力が乏しく、独居老人ほど若い人がいう事を信じ込んでしまいがちです。
警察などから特殊詐欺に対して多くの警告が出ているにも関わらず発生している今日です。
でもどうしてここまで警告が出ているにも関わらず被害にあうのでしょう?
詐欺にかかってしまう原因➀安心感と油断
原因は「自分は大丈夫」「自分なら詐欺から電話があっても何とかできる」という安心感と「自分には来ない」という油断がいざ詐欺にかかった時に冷静さを失わせてしまいます。
当然相手はプロですから、つまり自分たちの給料になるわけです。
お金を取るためであればどのような手口でも使います。
当然話の仕方や本当のように信じ込ませる手口も相当勉強しているので、そのような勉強をしていない自分たちにとってはほとんど勝ち目はないという事です。
詐欺にかかってしまう原因➁欲

「ただより高いものはない」という言葉を聞いたことがある人は多いでしょう。
しかし人間として「欲」がどうしてもあるもので、「ただでお金をもらえるものはもらいたい」という気持ちを隠すことができません。
しかも相手は「プロ」なので、本当にもらえるように信じ込ませることが仕事です。
他にも、自分が本当に困っている時に「助けますよ」という言葉に乗じて詐欺にあう被害も増えています。
特殊詐欺の種類にはどんなものがある?
詐欺と言えば2000年ごろにはほとんど被害などは知られていませんでしたよね?
どうして2019年現在ここまで詐欺が知られるようになったのかというと「オレオレ詐欺」が発端と言われています。
ついには「特殊詐欺」という名称で統一されるようになったほどです。
ここでは特殊詐欺の種類について簡単に紹介していきたいと思います。
特殊詐欺の種類➀オレオレ詐欺
言わずと知れた「オレオレ詐欺」ですが、とりあえず説明しておきます。
見知らぬ人の家に電話をかけて詐欺師が息子、もしくは娘を演じます。
端的に説明しますので、そこ違うやろ!という指摘はご遠慮ください(笑)。
「もしもし、俺だけどさー、俺仕事で失敗してしまって急にお金がいるんだよ」
「どうしても俺お金取りに行けなくなったから友人の〇〇が取りに行くから」
そこで来た友人〇〇にお金を渡してしまうという2017年ごろに流行った特殊詐欺の手口ですね。
詐欺師は巧妙な話術を使って、被害者の焦りを誘うようにして電話をしている人の息子と思いこませます。さすがプロです。
本人かどうかは「本人」に確認する。信じ込まない。
特殊詐欺の種類➁カニカニ詐欺
突然ある日「カニ」が代金引換でクール便で送られてきました。
「何じゃろう?」と思いながら・・・「おお!カニでないか!」
誰から送ってきたものじゃろうか・・・。
お金を払っていざカニを開けてみると「スッカンスッカン」・・・。
または「空っぽ」。
連絡先は突然電話が通じなくなります。つまり詐欺ですね。
2018年初めごろに流行しました。
自分が知っている人からの贈り物は「代金引換」ではまず来ない。
特殊詐欺の種類➂カードすり替え詐欺

2019年に流行している詐欺の1つで、受け子と呼ばれる犯罪者が「あなたのカードが犯罪に使われている」などの言葉を使ってカードと暗証番号を封筒に入れて用意させ、受け取りに行きます。
「カードを確認させていただきます」「あと印鑑もお願いできますか?」と言って高齢者がその場を離れたすきをついて中のカードを入れ替えます。
2019年10月以降被害が後を絶たない「カードすり替え詐欺」は今後も続くのでしょうか・・・?
会社でもないのに自宅に銀行職員が訪ねてくる事はない。銀行に行くのが普通。
特殊詐欺の種類⓸お金が当選しました詐欺
よく迷惑メールで「1000万円お譲りします」「13億円当選しました」などの文面が送られてきます。
手口を説明すると、当選金を受け取るには会員登録1000円⇒振り込むために5000円・・・などと、徐々に払う金額は上がっていくものの、結局受け取ることはできず音信不通となります。
ポイントとしては「電子マネー」で支払うことが共通となっています。
これはいわゆる海外を介した詐欺集団ということがわかります。
だって日本円じゃなく「世界共通の電子マネー」ですからね・・・。
宝くじですら当たらないのに、自分だけ当選という話はまずありません。
特殊詐欺の種類⓹アポ電詐欺
アポ電詐欺とは、事前に家にお金がいくらあるかを確認した後に、「カードすり替え詐欺」や「オレオレ詐欺」の手法を使って詐欺をする種類です。
事前に電話をするかどうかの違いですね・・・。
巧妙に財務省職員などを名乗って家の現金を調べる電話をかけてきますので、そのような電話がかかってきた時は要注意ですね。
一体何のためにお金がいくら家にあるのかを聞く?家に大金は置いておかない。
特殊詐欺の種類⓺災害便乗詐欺
2019年になって台風19号や西日本大豪雨など多くの災害が発生しています。
正直被災された方は「猫の手も借りたい」ほどの気持ちを持たれています。
そんな時に許せないのが「災害便乗詐欺」と呼ばれるもので、「無料で屋根の修理をする」などの名目でやってきます。
実際修理などはしてくれるのですが、内容に見合わない金額を請求されます。
とても親切心とはかけ離れていますよね。
「甘い言葉には注意しましょう」
被災された方が一刻も早く元の生活に戻れることを願っています。
信用できる会社にお願いするか、ボランティアという証明を提示してもらう
特殊詐欺の種類⓻還付金詐欺
還付金とは、今まで払いすぎた税金などが戻ってくることを言うのですが、2018年ごろから手口が増えてきています。
職員を名乗って高齢者宅に電話をかけて、還付金があるという事を伝えます。
被害者は「戻ってくるお金があるし、市役所の職員なら安心」という気持ちから掛かりやすいと言われています。
別の銀行職員から被害者あてに電話があり、ATMの操作がわからない高齢者を相手に
ATMの操作を電話で伝えながら「還付金を受け取る操作」をしているように思わせて実は「犯人の口座に振り込ませる」手口です。
基本的に無人のATMなどにおびき寄せて操作させることが多いです。
ATMの操作がわからない人はATMを操作しない。銀行職員にしてもらう。
特殊詐欺の被害を防ぐための方法とは?

よく特殊詐欺の被害を防ぐ方法として、「変な電話を取らない」「封筒でお金はすべて詐欺」「架空請求はがきに注意」などの警告がなされているのですが、一向に詐欺被害が減ることはありません。
詐欺にかかった人というのはすでに判断能力を失っており、つまり安心と思い込んでいるため、誰かの助けを得ないと気づくことができません。
最も効率的に詐欺被害を減らす方法というのは私が思うに「詐欺の種類を周知しておく」といいのかなと思います。
きっと同じような状況に陥った時に「こんなのがあったなあ・・」と高齢者でも思い出せると思います。
もちろん確定的な根拠はないのですが、現状の方法で詐欺被害が減らないのであれば他の方法を試すしかありません。
「タダはない」「暗証番号は自分だけが知る番号」
多種類の特殊詐欺の被害が減らない原因は?被害を避ける方法!【まとめ】
ここまで特殊詐欺について解説してきました。
いろいろな手口がありますが、今日でも次々と新しい手口が開発されている事でしょう。
しかし共通していえる事は「美味しい話」という事は間違いありません。
他人に暗証番号を教えない事や、通帳を預けないことは日頃から周知されていますが、どのような詐欺があるのかについても知っておくことで、今後に違いが出るでしょう。
皆さんも詐欺の被害にあわないように気を付けましょう。
相手は「プロ」です。
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